錦です。
京阪電気鉄道は8日、今年9月25日にダイヤ変更を控えていることを発表し、その概要を明らかにしました。
ダイヤ改正
今回、ダイヤ改正が行われるのは京阪全路線で、新型コロナウイルスの影響と、夜間保守の時間確保を理由に大幅な減便が行われています。ただ、快速急行のプレミアムカー充当など嬉しい部分も合わせてメリット・デメリットの療法を兼ね備えているのでご紹介します。
京阪線
まずは京阪線(京阪本線・中之島線・鴨東線・交野線・宇治線)から。
大幅な減便
このダイヤ改正では、運行ダイヤの見直しが行われています。それには減便も含まれるわけですが。
始発・支線 | 現行 | 変更後 |
---|---|---|
淀屋橋駅 | 特急 6本 準急 6本 |
特急 4本 快速急行 2本 準急 2本 |
中之島駅 | 普通 6本 | 普通 4本 |
出町柳駅 | 特急 6本 準急 6本 |
特急 4本 快速急行 2本 準急 2本 |
交野線・宇治線 | 普通 6本 | 普通 4本 |
こちらの表は、10時台~15時台の本数です。
減便ですが、特に、10時台~15時台頃の本数が淀屋橋発が毎時 特急と準急合わせて12本だったのが、特急4本、快速急行2本、準急4本の計10本に減便されます。特急に話を絞れば、2本減便で快速急行に置き換えということになりますね。運行パターンとしては特急>準急>特急>準急>快急>準急>特急>準急>特急・・・みたいな感じでしょうか
快速急行と特急の停車駅の違いですが、特急停車駅(淀屋橋・北浜・天満橋・京橋・枚方市・樟葉・中書島・丹波橋・七条・祇園四条・三条・出町柳)に加えて、快速急行は、守口市・寝屋川市・香里園に停車するという違いがあります。
支線(宇治線・交野線)は日中毎時6本が4本に減便となります。
朝ラッシュの時間帯の電車ですが、平日7時台・8時台に京橋駅に到着する大阪方面の列車の運転本数を63本から58本へ減便するとのこと。ついでラッシュ時間帯以降の電車ですが、各列車種別ごとの運転間隔が17~20時台が10分から12分へ、21時台は変わらず12分、22時台は12分から15分へそれぞれ変更となります。
始発の変更
淀屋橋駅と中之島駅を発車する始発の列車の時刻が変更となり、中之島駅は5:12から5:00に12分繰り上げになるものの、淀屋橋駅は5:04から5:33に29分繰り下げられるので注意です。
有料シート・ダイヤ
今回、日中のダイヤが特急が2本玄牝された新たに快速急行が日中にも新設されましたが、このダイヤ改正より快速急行でも3000系と8000系に組み込まれている有料シート「プレミアムカー」を利用できるようになりました。これはすなわち守口市駅・寝屋川市駅・香里園駅からプレミアムカーに乗れるというわけですね!!
また、有料列車「ライナー」が増発され、朝は、出町柳発・三条発・樟葉発・枚方市発がそれぞれ1本ずつの計4本なのが、新たに樟葉初が増発され合計5本になります。夕は、淀屋橋発が2本から4本に増発されています。
最終列車
最終列車を最大20分程度くあげるとのこと。淀屋橋で最終 萱島ゆき普通が0:22から0:02発に20分繰り上げ、中之島駅では0:08から23:50に繰り上げられます。
大津線
運転区間
現行では、昼間に石山寺~坂本比叡山口を10分間隔で運行していますが、ダイヤ変更後は「石山寺~坂本比叡山口」と「石山寺~近江神宮前」を10分ごとに交互に運転します。つまり、近江神宮前~坂本比叡山口では20分間隔の運転となり減便となっています。
学休期ダイヤ
また、石山坂本線において、沿線の学校が休みとなる春・夏・冬季の平日の7時台~9時台の運転本数を減便するとのこと。実施時期は今年冬からです。