錦です。
kopite7kimi氏は、GeForce RTX 30シリーズには、デスクトップ向けのSuperモデルがあるとツイートしています。
時間稼ぎ
Ampereのゲーミング用途向けの後継となるGPUアーキテクチャは「Ada Lovelace」であることは以前からお伝えしていますが、実際に製品として登場するのは来年末になります。しかし、Ampere GPUは既にRTX 3060まで出揃っている上、60/70/80にはTiモデルがあるなど、かなり充実のラインアップが整いつつあります。残りはエントリ向けの50を残すのみとなっており、このまま行くと今年の秋や冬頃から1年ほどのブランクが生じてしまうわけです。
そこで登場するのがAmpereの更新版となるRTX 30 Superということですね。で今回はその話。
モバイル向けSuper
先に登場していたリークはモバイル向けです。Lenovoのラップトップのロードマップがリークされ、GeForce RTX 3070 SuperとGeForce RTX 3080 Superがあるとされていました。
一応このリークでは、来年の初頭にラップトップ向けのRTX 30 Superが登場することになっているそう。考えると、Alder Lake-Pあたりと同時に登場するのかなと(CESかな?)。
デスクトップ向けSuper
今回のリークは、それを伝えたVideoCardzの記事のツイートにkopite7kimi氏が引用ツイートしたことにより発生しました。
not only laptops https://t.co/eGSv8R89wP
— kopite7kimi (@kopite7kimi) 2021年7月14日
また、同氏はそのリプ欄でGA103というGPUコアを搭載することも明かしています。
both
— kopite7kimi (@kopite7kimi) July 14, 2021
GA103/
RTX 3070 Super
さて、ここでGA103という新しいGPUコアが登場しました。これは、未発表のGPUコアです。これはRTX 3080/3090に搭載されるGA102とRTX 3070に搭載されるGA104の中間グレードになるGPUであることに間違いはないでしょう。
GA102を搭載するGeForce RTX 3080の上位であるRTX 3080 Superが、それよりもグレードが低いGA103を搭載するはずがないので、考えれば、GeForce RTX 3070 SuperにGA103に搭載されることがわかります。
VideoCardzの情報によると、メモリインターフェイスは256bitになるとのこと。と考えれば、GeForce RTX 070 Superは8GBあるいは16GBのメモリが搭載されることになります。
RTX 20シリーズの命名規則上、性能順は 無印<Super<Tiとなっていますが、この情報を見る限りではRTX 3070 SuperのほうがRTX 3070 Tiよりも上のように見えます(Tiは仕様強化、Superはアーキテクチャ更新と考えると、そうなるのは当たり前かもですが)。
RTX 3080 Super
RTX 3080 Superは、GA102を採用することになるのは間違いありません。でRTX 3080 TiがGA102-225、RTX 3090がGA102-300となっていることを考えると、GA102-250となっていると考えると納得がいきます。これまたRTX 20シリーズと性能順が逆になります。
製造プロセスは変わらず
Ampereの更新版、、、Ampere Superとでも言うべきか。Ampere Superは、Samsung 8nmで製造プロセスに変更はないとのことです。すなわち、電力効率もほぼ同じ。性能が上がれば・・・消費電力も増えるというわけですね。