錦です。
VideoCardzによると、Geekbench Browserから未発表の「Ryzen Threadripper PRO 5975WX」のベンチマークスコアが見つかった事がわかりました。
Chagall
現在、Zen 3ラインナップはメインとなるCPU「Vermeer」とAPU「Cezanne」、EPYC「Milan」がすでに販売していますが、現段階でまだワークステーション向けのThreadripperが登場していません。一応年内の登場はない事はわかっている他、IntelのCoreXも全く情報がないので、今年は全くコンシューマ向けのHEDT向けCPUラインナップがなかったことになりますね(Xeon W-3300はあったか)。
で、今回登場したのは「Chagall」のラインナップで知られるものの1つで、PRO 5975WXは、Ryzen Threadripper PROラインナップの一部であることがわかります。
5975WXの仕様を書き出します。
- 32コア64スレッド
- 3.6GHz ベースクロック
- 1Cあたり32KB L1 命令キャッシュ
- 1Cあたり32KB L1 データキャッシュ
- 1Cあたり512KB L2キャッシュ
- 128MB L3キャッシュ
こういう感じですね。5975という微妙な数字からわかるようにこれは最上位ではなく、Zen 2同様に64コアが最大のコア数になる見込みです。
ベンチマーク
ベンチマークを見ていきます。シングルは1686、マルチは27603となっています。
VideCardz曰く、シングルは前世代に比べて34%、マルチは23%、Zen 2世代のTR 3970Xより高くなっているとのこと。今ざっと64コアの3990Xのスコアを見てましたが、それと親しい数値になっています。