錦です。
GPUの価格はどうなったのかなぁ・・・ってことで今回はその話です。
日本での状況
この記事で取り上げている日本の情報のはくまでもオンライン上で見た価格です。
では、まず日本の価格推移を見ていきましょう。
前回の記事でも取り上げた、「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Twin Edge OC」の価格をみますと、この製品は、前回取り上げた8月下旬からみると、9月半ばから価格は上昇傾向にあります。
こちらは前回は取り上げなかったRTX 3090のカード。こちらも9月頃から上昇傾向にありますが、ハイエンドすぎるが故か、上昇率はさほど高くなさそう。それでも28万から32万に4万円程度上がっているので、高額すぎて上昇率が低く済んでいるという感じになっていますね(つまり実際はかなり上昇している!)。
日本でも上昇傾向が続いている感じです。先日、日本橋に行ってきましたが、たしかにRTX 3090は30万で売られていましたし、型落ち中古が当時の新品の価格ぐらいになっていましたし、上昇傾向は続いているんですよね・・・。
例によってマイニングブームもあるのかもしれませんが、今は単純に減産とか半導体不足が今の価格上昇の大きな理由になりますね。
前回比較対象にした「GeForce RTX 3060 GAMING X 12G」はなんかグラフにデータ的に怪しすぎる徴候があるので今回は割愛します。
定価2倍
定期的にお伝えしているこの情報ですが、今回も取り上げます。
3D Center.orgが最新のドイツとオーストリアを中心としたヨーロッパのグラフィックボードの価格推移をレポートしています。
今年春のように3倍に膨れ上がるようなことはなさそうな伸び方ですが、上昇はしています。というか、しばらくは緩やかに値上がりが続きそうです。現在は、AMDもNVIDIAもともに定価の2倍を維持しています。もはや2倍が定価みたくなってる・・・。AMDは一部SKUで高めの定価を設定している可能性が指摘されており、それでも高めに推移します。
今後もGPUの価格上昇は続くと見られます。AMDとNVIDIAはこの需要の高まりにも関わらず、第3四半期でGPUの出荷量を減らしており、ほぼ確実にマイニングブームなどの要因が中心とした品不足も、半導体不足が主な要因になった品不足に転換した可能性があります。となった場合、直近で解決する見込みがないので、しばらくは緩やかな値上がりが続く、あるいは高止まりが続きそうです。
入手性
入手性については、世界的に見れば在庫が若干あるようです。つまり一定数のGPUはまだ出回っている模様。しかし、他のパーツとバンドルされるなどの販売となっている他、定価でGPUを買うことは日本含め世界的にほぼ不可能となっています。
今後は、ホリデーシーズンに向けて需要が更に逼迫する可能性がある他、マイニングブームがいつ再燃するかが見通せないため、GPUの価格は読みにくくありますが、一つ言えることはこの先しばらくは、現状維持以上の価格になるということになりそうです。
てか、ありとあらゆるmemeが暗号通貨化する世の中になったので、ふとした瞬間に沸騰する通貨があったりするのよね・・・(シバイヌとかさ・・・)。