錦です。
AMDがCESで明らかにした「Socket-AM5」について、AM4ソケットと同じくらい長期間採用する計画を同社が明かしたことがわかりました。
Socket-AM5
AM5は次期Ryzen 7000で採用される新しいソケットで、1718ピンのLGAソケットとなっています。AMDでLGAソケットを採用する前例としては、Ryzen ThreadripperやEPYCのソケット「Socket-sTRX4」や「Socket SP4」などがあります。
AMDはコンシューマ向けのメインストリームデスクトップ向けRyzenについては、2016年の発表以来ずっとAM4ソケットを採用していました。その中でチップセットの互換性により一つのAM4マザーがすべてのRyzenに対応しているということはありませんでしたが(実際にはBIOSを改造して対応させた猛者はいるのですが)、AMDはBIOSの更新などによって柔軟にサポート体制を変更していました。これ例を挙げれば、当初対応する予定のなかったB450マザーでZen 3を動作できるようにしたなどが挙げられますね。
競合のIntelは、初代Ryzenと同世代のSkylakeから、LGA-1511・LGA-1200・LGA-1700とすでに3回ソケットを変更しており、特にLGA-1511は第6〜9世代の4世代に渡って利用されたものの、第7世代と第8世代間で互換性がないという、実質2世代づつソケットが変わっていますから、4世代に渡って使われたAM4は長寿と言えますね。
AM5ソケットも同世代と考えるのであれば、今後4世代、つまりRyzen 10000まで採用されることになりますね。
クーラーはAM4と互換性あり
クーラーについては、AM4とAM5で互換性が保たれており、引き続き利用することが出来ます。ただし、Ryzenも今後発熱が多くなるSKUが登場する見込みで、既存のクーラーがどれほど対応するかも不透明です。