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新型iPad Airはバッテリー交換がしやすいらしい 〜 修理可能なデバイス化をすすめるApple

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錦です。

iFixitがTwitterにちょっと面白いツイートをしていたのをMacRumorsで紹介されていました。

iPad Air 5

このツイート自体は、3月20日、発売から2日後に投稿されたものです。iFixitはまだiPad Air 5の分解をしておらず、レポートは上がっていませんが、ただ、このツイートだけでも面白いです。

ツイートによると、iPad Air 5にはバッテリー交換がしやすいようにプルタブがついてるとのこと。これはiPad Air 4からの変更点であると言えます。

修理可能な製品

世界的に「デバイスを自分で修理できるようにする」運動が活発になっています。これは、iFixitなどが訴える「修理する権利」を求めるものでそれがどんどん形になってきています。数年前までは、製品というのは徐々に修理できる箇所やユーザーがアクセスできる箇所というのが減少する傾向が続いていました。例えば、メモリをDIMMで背面パネルを開けることでメモリを交換できていたラップトップデバイスが、いつしかオンボードではんだ付けされるようになり、修理を困難にしたり、独自のネジを多数採用して、市販のツールでは分解そのものを困難にしたりといったものです。

しかし、運動が活発化したことによって、修理可能な部分というのが増えてきました。巨大ハードウェア企業の中でその先陣を切ったのがMicrosoft。MSはSurfaceの修理ツールをiFixitを通じて販売することを公認しました。もちろん、精密機器、先端技術の主体性であるデバイスなので素人に手が出せるような代物ではないほか、日本ではまだ法律が整っていない関係で絶対にできるとは言い切れませんが、ストレージ交換などはSurfaceではかなり容易になりました。

そして、Appleも昨年「Self Repair Service」を発表し、iPhoneMacを自ら修理できるというプログラムを開始しました。

このプログラムの中ではiPadの修理というのは触れられていませんが、可能性としてはiPadの修理にも対応する可能性が十二分にありえます。


Mac Proではほぼすべての部品が取り外し可能になっていましたよね。GPU・RAM・SSD・PCIeデバイスがその例でしょうか。それと同様、iMac Pro・Mac mini 2018では内部でDIMMが存在している他、Mac StudioのSSDはモジュール化されていました。おそらくこれは、設計の簡素化というのもあるかもしれませんが、ユーザーによる換装をある程度想定したものと見られます(ちなみにMac mini 2018とiMac Proはメモリ増量自体はAppleに持ち込めばできるらしい)。

今後もこういう流れができてほしいですよね。

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