錦です。
Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)は、昨年12月に発表した新型車両 30000A系 を22日から中央線で運行開始すると発表しました。中央線での新造車両は27年ぶりとなるそうです。
30000A系
30000A系は、30000系をベースに開発された新型車両です。30000系と同様、車両の低床化、優先座席の明確化などのバリアフリー、乗降口上部にワイド液晶が搭載されるなどまさに現代的な車両となっています。
また車両デザインについては、御堂筋線や谷町線の30000系が色の帯をまとっているのに対して30000A系はスパークルドットを採用したデザインとなっています。見慣れた30000系とは違った新鮮さを感じるデザインですね。
シートは背をゴールドイエロー、座面をターコイズブルーとした可愛らしいデザイン。座席の壁にもスパークルドットデザインがあしらわれたガラスが採用されています。この明るいシートに加えてLED照明が採用されたことで車内がより明るくなりました。空気清浄機も搭載していますので、空気も明るいみたいですね!
そして、天吊り広告が廃止され、つり革となっているため車内が開放的になっているのも車内の明るさに貢献しているのでしょう。それに防犯カメラが設置されているので安心です。
その他、荷棚が100mm下がったことで荷棚を使いやすくしている他、御堂筋線30000系に合わせて乗降口横のスペースが拡大されるなど、荷物の置き場所も改良されています。
万博に向けて導入し万博後は谷町線へ
30000A系は2025年に大阪夢洲で開催される関西万博に向けた輸送力増強として導入され、万博後はまたデザインが変更されて谷町線に転属します。ただ、谷町線30000系と異なる仕様もいくつかあるので、そこがどうなるかはわかりません。谷町線ユーザーは必見です。
なお、谷町線ではこの30000A系の転属によって22系が引退することが告知されています。
【谷町線】22系、30000A系で更新されると正式発表 | Osaka-Subway.com
少なくとも、30000A系は10編成のみの導入にとどまるようなので27編成ある22系すべての置き換えとはなりませんが、谷町線での過半数が30000系列になります。
なお、中央線は2023年に400系という完全な新型車両が登場します。
22日から
22日から運行が開始されます。どのダイヤからの導入かは明らかになっていません。
現行の20系・24系と同様に近鉄けいはんな線にも直通運転します。