錦です。
大阪市高速電気軌道(Osaka Metro/旧大阪市営地下鉄)は、中央線に導入する新型車両「400系」について、6月25日(日曜日)から運行を開始することを発表しました。
400系
400系は、中央線の新型車両として投入され、30000A系とともに2025年に開催される関西万博への輸送力増強に向けて中央線に投入されます。関西万博終了後は中央線の主力車両となり、結果として25年までに20系を置き換えます。
400系はOsaka Metroになってから初めての完全オリジナルの車両となります(30000A系は実質30000系)。運転席付きの車両にはロングシートではなく1列のクロスシートが設けられている他、USB充電器の搭載、Wi-Fiが搭載。更に空気清浄機なども搭載されます。
車両のデザインは宇宙船をイメージしており、帯デザインではなく、ドア位置のみにラッピングが施されています。
当初は2023年4月からの運行開始予定でしたが、運行に向けた車両の試験の中で機器の調整に時間を要したことから延期されたようです。なお、Osaka-subway.comが伝えている広告代理店の情報によりますと2023年度中に12編成投入されるとのこと。30000A系が怒涛の勢いで投入されたことから、400系でもそのペースが維持されるものと見られます。
なお、400系の運行ダイヤは混雑などの安全上の理由から公表しないとしており、おそらくラッシュ時間帯には投入されないと見られています。
中央線の車両
中央線のOsaka Metro車がかなり充実しています。まず、もとからいた24系と20系、昨年から運行開始した30000A系、そして新たに運行開始の400系。実はいま御堂筋線よりも多いんですよね。ただ、400系は怒涛の投入により20系を置き換えてしまう予定です。また万博までには24系の置き換えも行われ、30000A系と400系で統一されます。
総数4編成の24系は徐々に谷町線に転属される見込みです。すでに1編成が22651Fとして谷町線に転属済みです。ただし、過剰状態になっていますので、24系あるいは22系で廃車が出てくる可能性があります。
その後ですが、万博終了後には中央線のOsaka Metro車は400系に統一されます。つまり30000A系も追い出されるわけですが、その先は谷町線ということになっています。これ、谷町線も谷町線で30000系で統一されるんじゃないか・・・?って思ったらおもったより22系多かったのでそれはないかぁ(まさか400A系!つって谷町線とか御堂筋線にも投入するとか?まさかね)。