Appleは先程、イベント中に「iPhone 15 Pro」を正式に発表しました。
USB Type-Cを搭載
やはり、今回最も大きな目玉になるのはポートの部分で、Lightningが廃止されUSB Type-Cを搭載しています。
これによって、MacやiPad、それに同じタイミングで第2世代AirPods ProがUSB Type-Cに変更されることから、これらのデバイスが同じポートで充電できるようになります。
筐体
筐体がアルミニウムからチタニウムに変更され、側面が筐体仕上げから変更されています。チタニウムは、宇宙船で使われるものと同じものを使用しているとし、軽量ながら強い素材となっています。
チタニウムは100%再生アルミニウムで作られた新しい基礎構造を熱機械的処理を使用して包み込み、2つの金属の融合で強度が大きく向上しているそうです。
また、エッジは曲線を持たせており、そして薄くなったことにより画面サイズそのままに筐体が小さくなりました。
前面はCeramic Shieldが施されたガラスとなっており、スマートフォンの中で最も頑丈であるとしています。
また、このチタニウムを採用したことにより、重量がiPhone 15 Proで187g、iPhone 15 Pro Maxで221gと19gも軽量化していることも特徴です。
ディスプレイ
ディスプレイは引き続きOLEDのSuper Retina XDRを採用します。サイズはiPhone 15 Proが6.1インチ、iPhone 15 Maxが6.7インチとなります。
数値の仕様上大きなアップデートはなく、引き続きDynamic Islandが搭載されます。
また、最低1Hzから最大120Hzの可変リフレッシュレートが向上するProMotionテクノロジーにも対応しており、常時表示ディスプレイも利用できます。
カラー
カラーは、ブラックチタニウム、ホワイトチタニウム、ブルーチタニウム、ナチュラルチタニウムの4つの仕上げとなっています。
プロセッサ
プロセッサには新しい「A17 Pro」チップが搭載されています。
A17 ProはGPUがHWレイトレやメッシュシェーディングに対応し、コア数が6コアになるなど、大きなアップデートとなっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
Apple、iPhone 15 Proに搭載される「A17 Pro」を発表 ~ HWレイトレやメッシュシェーディングなどGPUに大規模なアップデート - Nishiki-Hub
カメラ
iPhone 15 Proシリーズには、ともにプロレンズ7本分にもなる性能が詰まっています。
- メインカメラ:48MP F1.78 第2世代センサーシフトOIS
- 超広角カメラ:12MP 13mm F2.2 120度視野角
- 望遠カメラ(15 Pro):12MP 2倍望遠48mm F1.78・ 3倍望遠77mm F2.8(ともに第2世代センサーシフトOIS)
- 望遠カメラ(15 Pro Max):12MP 2倍望遠48mm F1.78・ 5倍望遠120mm F2.8(ともに第2世代センサーシフトOIS)
メインカメラは48MPのセンサーで24mm、28mm、35mmの3つの焦点距離を切り替えることが可能になっています。また、48MPのProRAWや、48MPのHEIF画像の撮影にも対応。iPhone 15と同様にコンピューテーショナルフォトグラフィを適用し、24MPの高解像度かつ保存や共有にも最適な画質をデフォルトで提供するとしています。
また、ズームについては、iPhone 15 Proは最大3倍の光学ズームと最大15倍のデジタルズームに対応。iPhone 15 Pro Maxでは120mmというiPhone史上最も長い焦点距離をテトラプリズムデザインによって搭載し、5倍の光学ズームと25倍のデジタルズームに対応します。
そして、年内にはApple Pro Vision向けに空間ビデオを撮影できるようにアップデートが提供されます。
通信
通信部分では、新たに第2世代の超広帯域チップが搭載されており、位置情報を共有した友人の位置を相対的に、より具体的に表示させることが可能になっています。
また、Neural Engineによる声の分離が、音声通話(キャリア)でも利用可能になっています。
さらにWi-Fi 6Eに対応しています。
価格
日本でのiPhone 15の価格は128GB 159,800円~、iPhone 15 Plusの価格は256GB 189,800円~となっており、15日午後9時から予約が開始されます。