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Microsoft、「Windows 10」への新機能追加を完全に終了 ~ Betaチャネルを閉鎖へ

3行まとめ

Microsoftは現地時間14日、「Windows 10 v22H2」が動作し、BetaチャネルとRelease Previewチャネルを選択しているシステムに対してWindows 10 22H2 Build 19045.5194(KB5046714)をリリースしました。これは、Windows 10のBetaチャネル最後のビルドとなります。

Windows 10

Windows 10は2025年10月14日のサポート終了まで1年を切っており、機能更新プログラムも22H2以降提供されず、基本的に大型の機能追加は終了しています。一方でCopilotなど一部の機能については追加が行われてきました。

Windows Insider Previewでは、Canary・Dev・Beta・Release Previewの4つのチャネルが提供されていますが、このうちCanaryとDevはWindows 11に対してしかリリースされておらず、Windows 10で提供されているのはBetaとRelease Previewのみでした。しかも、BetaチャネルはWindows 11がリリースされて以降、一度提供が終了しており、今年の6月に久々にリリースされたという経緯があります。

今年6月以降、Windows 10では、BetaチャネルとRelease Previewチャネルにほぼ同時にビルドが提供されており、小さながらも機能の追加が行われていました。しかし、今回のリリースにはこれが最後のBetaチャネルでのビルドになると案内が添えられています。これはすなわち、Windows 10の新機能の実装が実質的に終了したということを意味しており、今後はRelease Previewチャネルで小さな変更や修正のみが行われることを意味します。

今回のビルドでは、スタートメニューのおすすめセクションにMicrosoft Storeから厳選されたアプリが表示される機能が追加されているようです。その他、Win32アプリのショートカットがクラウドにバックアップされない問題、クラウドのフォルダからファイルをD&Dしたときにコピーではなく移動になることがある問題、マザーボードを交換したあとにWindowsが起動しない問題、IPPプリンターを使用するとWindowsが応答しなくなる問題が修正されている他、一部の国のプロファイルが更新されています。

Windows 11へ

Microsoftは、Windows 11へ早めのアップデートを推奨しています。特に、今後新機能が追加されるのはもっぱらWindows 11となります。

なお、Windows 10は最長3年間利用できる有償サポート(ESU)が提供されます。年間1台 30ドルで引き続きサポートを受けられますが、これは移行までの期間を提供するものであり延命させることが目的ではないことに注意が必要です。なお、Windows 7でも同様のESUが提供されましたが、Windows 10では個人向けにも提供されています。

Microsoft、「Windows 10」の有償延長サポートの価格を公表 〜 個人でも購入可能 - Nishiki-Hub

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