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Qualcomm、「Snapdragon X」を明らかに 〜 Oryon CPUを用いたPC向けSoC

Qualcommは「Snapdragon X」の存在を明らかにし、その登場を予告しました。

Snapdragon X

Snapdragon Xは実質的にSnapdragon 8cxの後継となるプラットフォームとなります。Snapdragonが世界初の5G対応PCや世界初のNPU搭載ラップトップの実現、1回の充電で数日間の稼働を可能にする高い効率性で先駆者となっていることを強調し、さらに革命をもたらす次世代プラットフォームに合わせて名称を変更するとしています。

同社は2024年がPC業界にとって転換点となり、Snapdragon X Computing Platformが次のレベルの性能・AI・接続性・バッテリー寿命を提供すると主張しています。

Snapdragon Xは、これまでArmのCortexを採用してきたCPUを、Arm ISAながら独自設計となるOryon CPUに置き換え、そこにQualcomm NPUを組み合わせることで、ジェネレーティブAIの新時代に向けて、加速されたオンデバイスユーザー体験を実現するとしています。

Snapdragon Xは、他のSnapdragonと明確に区別され、PC向けに特化されています。ロゴも異なるものが用意されているようです。

Qualcommは、昨年以降、Apple Mシリーズを競合相手として、Oryonという独自のCPUを設計しており、Appleのエンジニアが設立したNuviaという半導体設計会社を買収しています。オンデバイスAIや、高い効率性などはApple Siliconの主張に通じるものがあり、Intel AMD Appleに加え、Qualcommを加えた待望の四つ巴がついに幕を開けることを期待しています。

Qualcomm Xは2024年から展開されていくとしており、10月24日から行われるSnapdragon Summitでその詳細が明かされる見込みです。

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