戯言で~す。
Google Mapsを何も考えず見ていると、寝屋川市内に目立つ目立つ、都市高速20号。その正体に迫ります。
謎の道
謎の都市高速があるのは、大阪府寝屋川市高倉。アクセスとしては、JR学研都市線 忍ヶ丘駅が最寄りで、寝屋川公園駅からもほど近い位置です。
近くには第二京阪道路と並行する国道1号バイパス、府道20号線(枚方富田林泉佐野線/東高野街道)、外環状線などが通っています。
この都市高速、なんと!ループ型でもないのに一方通行!すごいですね・・・。
道路の正体
もちろんこれはGoogleの表記ミスです。こんなところに都市高速はありません。
道路周りの情報としては最も正確な国土地理院地図で確認したところ、この部分は黄色、すなわち都道府県道であることが判明。そして、なぜ都市高速20号なのかというところですが、どうやら「府道20号」を誤解釈しているものと思われます。
こちらの画像は、大阪府のホームページから引用したものです。なぜか学研都市線が学園都市線になっていますね(公的機関としてどうなのかとは思いますが)。東寝屋川駅は現在の寝屋川公園駅です。
この道路は、大阪府道20号の一部、都市計画道路 梅ヶ丘高柳線として計画されている道路の内、部分的に開通した区間ということのようです。ちょうど、明和交差点から、国守神社を通って、青の細い線(おそらく府道20号の旧道)につながっているあたり間違いないでしょう。
実際に、衛星画像で見てみると、明和交差点から用地自体は確保されているように見えます。
梅ヶ丘高柳線
梅ヶ丘高柳線は、豊能浄水場南交差点から、寝屋川市梅ヶ丘2丁目付近で府道20号と接続することを計画している道路です。途中、打上新町交差点で第二京阪道路に並行する国道1号バイパスの出入り口と交差し、第二京阪開通に伴う付近の渋滞や、周辺で抜け道とされる通学路などの生活道路においての交通量軽減を図るとしています。
最終的にこの道路は幅員16m 2車線の道路となる計画です。
ちょっとした豆知識
大阪の都市高速といえば、それは阪神高速道路ですが、阪神高速道路には20号なんて路線はありません。というか、阪神高速道路の付番方法的に「10号」「20号」「30号」はありえないのです。理由としては、10番台は1号環状線から伸びる路線に付番されており、30番台も同様です。そして、それぞれ1の位は1からスタートしますから、10番や20番というキリのいい数字にはならないのです。
もし、20番台があったとして、それは淀川左岸線から伸びる路線となりますが、淀川左岸線の東端は門真。そこから先は第二京阪道路となります。たしかに、この場所から一番近いのは第二京阪道路ですから、もしここが阪神高速道路なら20番台が付番されるのかなぁなんて思ったりもしますね。