9To5Macによると、米国のAppleの公式サイトにて、5月15日に発売された新型「iPad Air」に搭載されている「Apple M2」チップの仕様を訂正した事がわかりました。
GPUが10コア→9コアに
今回訂正されたのGPUのコア数です。もともと、AppleはiPad Airに搭載されるApple M2のGPUについて10コアの規模であると説明していましたが、今回9コアに訂正された模様です。どうやら、新しい出荷分からの訂正ではなく、最初から9コアしか搭載されていなかったようです。正直、どこかで問題になるような気がします。
iPad AirのGPUコア数によって生じるGPU性能の差については、それほど大きな影響を受けるとは考えられませんが、10コアGPUの性能よりも若干低い性能となる可能性があります。
今回の件について、Appleは公式な声明を発表していません。また、すべての新型iPad Airは現在、無償返品期間であることから、購入された方で不満があるようであれば、返品することをおすすめします。
M2のバリアント
今回の情報によって、Apple M2チップに新しい、8コアCPU、9コアGPUというバリアントが追加されました。以下の表はM2シリーズの一覧です。
CPUコア数 | 高性能コア | 高効率コア | GPUコア | Neural Engine | |
---|---|---|---|---|---|
M2 | 8 | 4 | 4 | 10 | 16 |
8 | 4 | 4 | 8 | 16 | |
8 | 4 | 4 | 9 | 16 | |
M2 Pro | 10 | 6 | 4 | 16 | 16 |
12 | 8 | 4 | 19 | 16 | |
M2 Max | 12 | 8 | 4 | 30 | 16 |
12 | 8 | 4 | 38 | 16 | |
M2 Ultra | 24 | 16 | 8 | 60 | 32 |
24 | 16 | 8 | 76 | 32 |
iPad Air版のApple M2はProResのエンコードに対応していないなどの特徴も有しています。