錦です。
国土交通省は、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)・南海電気鉄道・大阪高速鉄道株式会社の3社に、なにわ筋線の事業許可を交付しました。
なにわ筋線
なにわ筋線は、大阪市内を南北に縦断するなにわ筋の地下でキタとミナミを結びます。
並行する路線として、Osaka Metroの御堂筋線や四ツ橋線、堺筋線が走行しますが、なにわ筋線は南海本線・JR阪和線と接続して、関西空港-北梅田間の直通を可能とします。
また、今回の事業許可には含まれていませんが、阪急が参入し、十三を経由し新大阪まで繋ぐ計画が提示されています。
現在、国土交通省などを中心として新大阪を東京駅同様のターミナル駅にする計画が進んでおり、北陸新幹線・リニア中央新幹線が2046年頃までに開業する予定です。
阪急が計画している線路が開通すると、新大阪-関西空港が直通することになります。
総事業費は約3300億円。地下道を掘る影響でお高めになっています。以前の報道より、この負担は南海6割、JR西日本4割と分かっています。
区間の総延長約7.2kmのうちに、北梅田・中之島・西本町、JR側は既存のJR難波駅を利用しJR既存路線、南海側は新設の新難波駅を経由し南海新今宮で南海本線に接続します。
北梅田-西本町間はJRと南海の乗り入れになります。