錦です。
Appleは現地時間28日、2020年度第一四半期の業績を発表しました。
https://www.apple.com/jp/newsroom/2020/01/apple-reports-record-first-quarter-results/
内容
()内は前年同期比
全体 総合
- 売上高:918億ドル(9%増)
- 純利益:222億ドル
各項目の前年同期比
- iPhone +7%
- iPad -12%
- サービス +17%(AppStore/Apple Care/Apple TV+など)
- ウェアラブル・ホーム・アクセサリ +37%(AirPods/Apple TV/Apple Watchなど)
- Mac -4%
考察
昨年のこの期間は、米中貿易戦争とHuawei締め出しによる中国国内での不買運動・スマホ市場縮小などの複数の要因が重なり大きく売上を減らしました。下方修正も行われ、非常に大きな「アップル・ショック」を引き起こしましたが、今回はiPhone 11シリーズとAirPods Proの好調に加え、2019年から本格的に始まったサービスの部門が大きく数値を伸ばし、過去最高の売上高に達しました。この他、米中貿易戦争が収まり、スマホ市場の縮小も続いていますがある程度収まってきたので、問題はないかと見られます。
予想
Appleは2020年度第2四半期について以下のように予想しています。
- 売上高として630億ドルから670億ドル
- 売上総利益率として38.0%から39.0%
- 営業費用として96億ドルから97億ドル
- その他の収入/(費用)として2.5億ドル
- 税率約16.5%
なお、ティム・クックCEOは、コロナウイルスの発生により、2020年第2四半期の予想を通常よりも幅をもたせています。