錦です。
Intelは、5G基地局向けにAtom P5900シリーズプロセッサを発表しました。コンシューマー向けではなく、5Gのインフレ設備向けのプロセッサになります。
コア数は24/16/12/8コアになっており、HTTには対応しないためスレッドも同様です。クロックは一律2.2GHz、TDPに関する情報は今のところ明らかになっていません。
メモリはDDR4-2933で、P5962B、P5942B、P5931Bは最大128GBを、P5921Bは最大64GBをサポートします。メモリチャンネル数は、P5962B、P5942B、P5931Bで2ch、P5921Bで1chとなっています。
5Gインフラ向けとしましたが、主に、電波通信ネットワークや、ワイレス基地に向けての製品になっており、ネットワーク用途に向けてのハードウェアアクセラレーションを内蔵しています。
今回、このプロセッサシリーズで興味深いのは、Tremontがベースのコアであるということです。Tremontはお伝えしている通り、Intel 10nmのコアです。ラインナップとして明らかになっているのはLakefieldが先でしたが、製品として登場したのは、こちらが先ということみたいです。
製品の立ち位置的にはAtom Cシリーズの後継で、Cシリーズからは整数のスループットが3.7倍に、暗号化のスループットは5.6倍に往生し、IPCは1.3倍になっているとのことです。
コンシューマー向けとなると近々、Tremontを採用したLakefieldが登場するはずです。Lakefieldは、Gemini Lake Refreshの後継で、Pentium Silver・Celeron Nと言ったAtom系列のコアになります。