錦です。
Bloombergによると、AppleはApple M1の後継となるApple Siliconを計画しているとのことです。
Apple Silicon
AppleはWWDC 20にて、今後2年間のうちにすべてのMacラインナップをすべてApple Siliconに移行することを明らかにしてます。もちろんこれは、Mac ProやiMac Proのようなハイエンド向けラインナップも例外ではありません。
すでにMacのラインナップではエントリー向けに当たる、MacBook Air・MacBook Pro 13" ローエンドモデル・Mac miniの3ラインアップは11月に発売されたモデルでApple M1チップに移行しています。Apple M1チップには4コアの高性能コアと4コアの高効率コアの計8コアのCPU、7コアまたは8コアのGPUが内蔵されています。
32コアCPU
報道によると、現在Appleは、高性能コアを8コア/12コア/16コア搭載したSoCの開発により組んでいるとのこと。高効率コアはいずれも4コア搭載されているとのことで、これと合わせて12コア/16コア/20コアCPUを搭載したApple Siliconが計画しているようです。Apple M1は、Apple Siliconの中で最もローエンド向けのチップになっており、今回存在が明らかになったApple SiliconはMacBook ProやiMac向けのSoCであることがわかります。こちらはともに2021年に発売されるようです。
また、こちらは高効率コアの数はわかりませんが、Mac Pro向けに高性能コアを32コア搭載したApple Siliconも開発中とのこと。このApple Siliconを搭載したMac Proは現行のMac Proよりもサイズが半分になる模様で、こちらは2022年に発売される模様です。あと、どのラインナップになるかはわかりませんが、2021年後半にはハイエンドデスクトップが登場するとのことです(おそらくiMac Pro?)。
GPU
Appleは同時に、16コア/32コア/64コア/128コアのGPUも開発しているとのこと。128コアや64コアのようなGPUはおそらくハイエンドMac向けのGPUになる模様です。
ハイエンドMacにも統合グラフィックスとしてGPUが提供されるのか、現在のMacBook Pro 16"やiMaなどのようにdGPUとして提供されるのかはわかりませんが、Apple GPUはAMDやNVIDIAのGPUよりも数倍高速だそうです。
個人的に、今のSoCのパッケージで提供できる部分には限界があると思うので、iMacやMac Proではユニファイドメモリではなく従来どおりのDIMMのRAMが搭載されるのではないかと思っていますし、GPUとCPUの組み合わせてApple Siliconが複雑化するのはAppleとしても避けたいことかと思うので、いずれAppleのディスクリートGPUが提供されるのではないかと思います。個人的な妄想としては、Apple GPU搭載のeGPUとか、Mac Pro向けのMPXモジュールとか。既存のMacシステムにもなにか恩恵があればいいなぁ。
via VideoCardz