錦です。
Wccftechによると、マーケットプレイスからUnreal Engine 4.26のプラグインとして、DLSSが利用可能になったことがわかりました。
DLSSは「Deep Learning Super Sampling」の略になっていて、GeForce RTX 20シリーズから搭載されているTensorコアの機械学習機能を活用してゲームの性能を向上させる技術です。対応しているゲームではフレームレートの向上や、少ないピクセルから解像度を向上させること(アップスケーリング)ができたりします。単に言うと、GPU側は小さな解像度で処理をするだけで、後はTensorコアが機械学習によってアップスケーリングするので、DLSS 2.0の対応の有無でゲーム性能が大きく変わります。公式の発表では、Fortniteで、RTX 3080でプレイするときにDLSSなしの場合87 FPSだったのが、DLSSを有効にすることによって178 FPSまで、フレームレートが約2倍に跳ね上がるとのことです。
本題に戻りますが、今回Unreal Engine のマーケットプレイスでプラグインがリリースされる前までは、開発者は自分のゲームをDLSSに対応させるために、DLSSの早期アクセスプログラムの参加に対するNVIDAの承認が必要でしたが、このリリースによってそれが不要になり、Unreal Engineをベースとしたゲームを中心にDLSSへの対応が加速しそうです。
なお、すでにMinecraft RTXやCyberpunk 2077などがすでにDLSSに対応しています。