錦です。
AMDは昨日、モバイル向けのRDNA 2 GPU「Radeon RX 6800M」「Radeon RX 6700M」「Radeon RX 6600M」を発表しました。
RDNA 2
RDNA 2は前世代RDNAに比べると最大50%性能が向上しているとのこと。その一方で消費電力は-43%になっているとのことで、電力効率ではRDNAと比べて1.77倍良いとしています。
RDNA 2ということもあり、デスクトップ向けRadeon RX 6000シリーズに投入された機能が、RX 6000Mシリーズでも利用可能になっています。GPUメモリへのRyzen CPUのアクセスをサポートした「AMD Smart Access Memory」はネイティブでサポートされている他、最大96MBのInfinity Cacheも搭載されています。また、レイトレを司る「Ray Accelerator」も搭載されており、レイトレのハードウェアアクセラレーションにも対応します。
その他、RyzenとRadeonの連携機能として、CPU-GPUで熱設計を融通する「SmartShift」を搭載しています。
RX 6600M | RX 6700M | RX 6800M | ||
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CU数 | 28 | 36 | 40 | |
SP数 | 1792 | 2304 | 2560 | |
ゲーム クロック |
2177MHz | 2300MHz | 2300 | |
ROP | 64 | 64 | 64 | |
最大消費電力 | 100W | 135W | 145W以上 | |
メモリ | 8GB GDDR6 |
10GB GDDR6 |
12GB GDDR6 |
|
メモリバス | 128bit | 160bit | 192bit | |
メモリ速度 | 14Gbps | 16Gbps | 16Gbps | |
帯域幅 | 224GB/s | 320GB/s | 384GB/s | |
Infinity Cache | 32MB | 80MB | 96MB | |
Ray Accelerator | 28 | 36 | 40 | |
半制度演算性能 | 17.55TFLOPS | 21.20TFLOPS | 23.55TFLOPS | |
単精度演算性能 | 8.77TFLOPS | 10.60TFLOPS | 11.78TFLOPS |
仕様はご覧の通りになっています。
最上位のRX 6800Mでは、最新のAAAタイトルで、競合となるRTX 3070やRTX 3080と同等か高いフレームレートを実現するとのこと。1440p/最高設定でのゲームプレイでは、ほとんどのゲームで120fpsを達成できるとしています。
その他、RX 6700Mでは1440pのゲームプレイを、RX 6600Mでは1080pでのゲームプレイをターゲットにしています。
搭載製品として「ASUS ROG STIRX G15」が案内されています。