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Alder Lake-S「Core i9-12900K」の消費電力がPL1からPL2に上がると36%性能が上がる ~ 「Core i7-12700K」は30%、「Core i5-12600K」は10%の向上

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錦です。

Intelの最新デスクトップ向けプロセッサラインナップ「Alder Lake-S」のベンチマークの情報です。VideoCardzによると、知乎にAlder Lake-Sの詳しい情報が掲載されていることがわかりました。

TDP/PL2

Alder Lake-Sから従来の「Thermal Design Power」(TDP)=「Power Limit 1」(PL1)の名称は「Processor Base Power」(PBP)に変更となり、プロセッサの原則として上限の消費電力となる「Power Limit 2」(PL2)は「Maximum Turbo Power」(MTP)にそれぞれ変更となりました。

この記事では便宜上、従来のPL1とPL2という名称を用います。

PL2

とりあえず、まず今回の各プロセッサのPL1とPL2を確認しておきます。

i9-12900K i7-12700K i5-12600K
PL1/TDP/PBP 125W 125W 125W
PL2/MTP 241W 190W 150W
上昇率 193% 152% 120%

Core i9-12900Kが最も高いPL2を持っており、241Wとなっています。それ以外もある程度の上昇になっています。

そして、次に掲載された性能(Cinebench R20)スコアを見ていきましょう。

i9-12900K i7-12700K i5-12600K
PL1 7492 6689 5953
PL2 10180 8677 6551
上昇率 136% 130% 110%

消費電力の上昇率が最も高いi9-12900Kでは、1.36倍の性能向上を果たすことができたそう。そのほかも相応に性能が向上しています。

【参考】Alder Lake-Sの仕様

  i9-12900Ki7-12700Ki5-12600K
合計コア/スレッド16C/24T12C/20T10C/16T
P-Coreコア/スレッド8C/16T8C/16T6C/12T
ベースクロック3.2GHz3.6GHz3.7GHz
シングルブースト5.2GHz5.0GHz4.9GHz
E-Coreコア/スレッド8c4c4c
ベースクロック2.4GHz2.7GHz2.8GHz
シングルブースト3.9GHz3.8GHz3.6GHz
PL1125W125W125W
PL2241W190W150W
L3キャッシュ30MB25MB20MB
L2キャッシュ14MB12MB9.5MB

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