錦です。
AMDがCESで発表すると見られているエントリ向けのGPU「Radeon RX 6500 XT」について、クロックを含めたすべての仕様が明らかになりました。
仕様
RX 6500 XTは、Radeon RX 6000番台の中でエントリ向けのモデルになっています。RX 6400がOEMオンリーという情報もあるので、Radeon RX 6000番台の中でPCに組み込むことができる最下位のCPUとなる可能性もあるGPUです。
で、今回明らかになった仕様は、GPUのクロックとメモリクロック。
情報をまとめますと、
- ゲームクロック:2610MHz
- ブーストクロック:2815MHz
- メモリ:4GB GDDR6
- Infinity Cache:64bit
- メモリクロック:18Gbps
- メモリ帯域幅:144GB/s
- 消費電力(TGP):107W
まずGPUクロックですが、相当高いクロックで駆動していることになります。現状クロックが判明している今シリーズの中で最もCU数もSP数も少ないためか2.8GHzまでクロックが上がっており、現状存在するコンシュマー向けのGPUで最大のクロックになる見込みです。
で、メモリクロックですが、もともとは16Gbpsでリークされており、帯域幅も112GB/sから計算上144GB/sに向上しているそう。ちなみに、16Gbps 112GB/sのメモリ仕様はRX 6400と共通していました。18GbpsというメモリクロックはRX 6900 XTをも超えるスペックであり、RX 6000中最速メモリとなっています。
シリーズ
シリーズとしての仕様をまとめます。
RX 6400 | RX 6500 XT | RX 6600 | RX 6600 XT | |
---|---|---|---|---|
コア | Navi 24 XL | Navi 24 XT | Navi 23 XL | Navi 23 XT |
トランジスタ数 | 172億 | 172億 | ||
CU数 | 12 | 16 | 28 | 32 |
SP数 | 768 | 1024 | 1792 | 2048 |
ゲームクロック | 2610MHz | 2044MHz | 2359MHz | |
ブーストクロック | 2815MHz | 24911MHz | 2589MHz | |
メモリ | 4GB GDDR6 |
4GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
8GB GDDR6 |
Infinity Cache | 16MB | 16MB | 32MB | 32MB |
メモリバス | 64bit | 64bit | 128bit | 128bit |
メモリクロック | 16Gbps | 18Gbps | 14Gbps | 14Gbps |
帯域幅 | 112GB/s | 144GB/s | 224GB/s | 256GB/s |
消費電力 | 53W | 107W | 132W | 160W |
リリース状況 | CESで発表 | CESで発表 | 発売済み | 発売済み |
価格 | 329ドル | 379ドル |