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Appleの開発者が「OBS」に対してプルリクエスト 〜 macOS 12.3の新機能にも対応し軽量化・また別件でApple Siliconにも近日中にネイティブ対応へ

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錦です。

Appleの開発者のGitHubアカウント「Developer-Ecosystem-Engineering」が、オープンソースの配信ソフト「Open Broadcast Softwear」(OBS)に対して現在テスト中のmacOS 12.3への変更を含んだプルリクエス*1を送信した事がわかりました。また、OBSがApple Siliconにネイティブ対応する予定であることも明らかにしました。

プルリクエス

OBSは、WindowsMacLinuxに対応するオープンソースの配信ソフトで、無料かつかなり高機能に配信できるソフトウェアとして人気のソフトウェアです。

今回のプルリクエストでは、現在テスト中のmacOS 12.3の新機能に対応するための変更が含まれています。

まず「General Capture」という新しいプラグインが追加されました。これは、macOS 12.3で利用可能に鳴るフレームワーク「ScreenCaptureKit」に対応しており、優れたパフォーマンスとより少ないCPU・GPU・RAMなどのリソースで画面キャプチャが可能になるそう。

開発者は、GitHubで詳細なプルリクエストの内容を示しており、その途中にMacBook Pro (i9/Radeon RX 5500M)とM1 Mac miniで既存版とプルリクエストとを比較したBaldur’s Gate・Shadow of the Tomb Raiderの映像もアップしていますので合わせてご覧ください。

Armへの対応

OBSは現在のバージョンではApple Siliconにネイティブに対応しておらず、Rosetta 2で動作しています。

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M1 MacBook Airで動作するOBSのアクティビティモニタ。「Intel」バイナリで動作しているがわかる

OBSの公式Twitterアカウントは、v27.2のリリース後最初のリリースでApple Siliconをネイティブサポートするため、テストを行うと発表しました。まだテストビルドは公開されていませんが、近日中に利用可能になることは確かです。

Apple Siliconの登場から一年以上経ちましたが、オープンソースApple Siliconのネイティブ対応が徐々に進んでいて個人的にとても嬉しいです。

関連リンク

*1:公開されているレポジトリの所有者やメンテナに対して自分の変更を、そのレポジトリのファイルに加えることをリクエストする行為