錦です。
Microsoftは、ゲームのロード時間を短縮するAPI「DirectStorage」をWindowsに導入することを発表しました。
DirectStorage
ゲームのロードには基本的に、CPUを介して解凍するという処理が必要でしたが、ストレージ技術が進化して毎秒数GBという巨大なデータを読み書きできるようになったため、メモリに直接データを展開することができるようになりました。それが、「DirectStorage」APIです。
具体的には従来、ストレージからvRAMへのロードはストレージ→メインメモリ→CPU(解凍処理)→メインメモリ→GPUメモリ
という流れだったのをDirectStorageを用いれば、ストレージ→メインメモリ→GPUメモリ
とCPUを介さずにロードすることができます。
これによりCPUの負荷を軽減することができる他、ロード時間も短縮されるという仕組みです。
この仕組は、Xbox Series X/Sにも導入されている他、類似システムがPlayStation 5でも導入されています。
対応
対応するためには、ゲーム側の対応が必要になります。
現在Microsoftでは、NugetにてAPIを配布している他、MicrosoftのGitHubでもサンプルコードが公開されています。
対応するOSはWindows 11と、v1909以降のWindows 10です。