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【レビュー】新型「iPad Air」(第5世代)がついに手元にやってきたあああ! 〜 購入はiPad Proと一体的に考えるべき実質Proのベースモデル

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錦です。

本日18日、Appleは先日のイベント「最高峰を解禁」にて発表した各種製品を発売しました。私は「iPad Air」を購入しましたので、まずはファーストインプレッションをお送りします。

iPad Air

ということで、私としては半年前にiPad Pro 2018を手放して以来のiPadです。前回も11インチだったので、実は今回のモデルには大した差を感じていません。結構順当な進化だなぁくらいです。ただ、iOS 12を使い続けていたということもあって、ソフトウェア面ではかなり魅力を感じています。

私が購入したモデルは、iPad Air 5/Wi-Fiモデル/パープル/256GBです。セルラーは使う予定がないので省きました(いるとなったときはiPhoneテザリングで逃げれるし)。iPad Air 5のざっと特徴を話しておきます。

iPad Air第5世代の特徴

iPad Air 第5世代は、Apple M1チップを搭載したiPad Air第4世代の純粋な後継機。ただ、順当な性能進化を逸脱する性能進化が遂げられており、前世代と比べてCPU性能が60%、GPU性能に関しては2倍の性能向上が図られています。このレビューでも軽くベンチマークに触れていますが、結構凄まじいです。

筐体デザイン自体はiPad Air第4世代と変わらず。iPad Proの現行モデルと1万円以上の差がありますが、その差についてもお伝えしたいと思います。

外観

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iPad AiriPhone 6のサイズ比較(iPhone 6iPhone 7/8/SE2/最新iPhone SEと同サイズ)

それでは外観から。iPad miniから追加されたカラーであるパープルですが、私はiPad miniの方は見たことがないのでわからないんですが、iPad miniのカラーとほとんど同じですね。iPhone 11やiPhone 12のパープルは見たことがありますが、何気アルミ筐体でパープルカラーは見るの初めてかも。

ゴージャス感があってとてもいいし、可愛らしいです。

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背面

背面はアルミ筐体。Qi充電には対応していません。背面下部にはApple製アクセサリを接続するためのSmartConnectが搭載されています。iPad Air 5はiPad Pro 2018やiPad Air 第4世代とフォームファクタが全く変わっていませんので、「Smart Keyboard Folio」「iPad用Magic Keyboard」がそのまま使えます。

私も一昨年に買ったSmart Keyboard Folioを装着して使います。

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Smart Keyboard Folioを装着したiPad Air

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Smart Keyboardを装着したiPad Air(背面)

現在は、一眼iPad用のSmart Keyboard Folioが新品では存在しないので、私のもそうですが、iPad Pro 2020以降向けにカメラ部分の穴が大きくなています。

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ディスプレイをつけた前面

ディスプレイがiPad Proが11インチなのに対してこちらはやや小さめの10.9インチ。0.1インチは体感できるものでは有りませんので大きな差では有りません。ディスプレイの仕様は2,360x1,140(264ppi)。ProMotionには対応せずリフレッシュレートは60Hzとなっています。iPad Air 4から変わりません。密度面から見てもiPad Pro 11インチと比べて輝度が100ニト低いという違いがあれどその他は共通しています。


重量はAppleの公称で461g。持ってみたらわかるんですが、大きさと重量のギャップでまじで中スッカスカかと思うくらいには軽いです。ただ、重量自体は11インチiPad Pro 2021が466gとなっており、誤差の範囲ですので特段iPad Airが軽いというわけでは有りません。

ただ、競合と比較すると、Surface Go 3が10.5インチディスプレイで544g(これは比較相手が悪いかも)、「Galaxy Tab S8」が11インチで503gなので、競合相手まで比較対象を広げるとやや軽めな印象を受けますね。

性能

では、ベンチマークで性能を測ります。

まずAntutuから。

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Antutuの各スコア

Antutuは1回測定しました(これは時間があれば連続ばかりしてその推移を追記更新します)。スコアは驚異の1,095,260点。Antutuで7桁を見たことがない。Antutuの公称を見ると、iPad Proに比べて10万点ほど差があるようですが、Apple A15を搭載するiPhone 13 Pro Maxや、Apple A12Xを搭載する、iPad Pro 3と比較するとそのスコアの差は約1.3倍。かなり高い性能を持っていることがわかりますね(初めて個々までぬるぬる動くAntutuを見たかもしれない)。

次は、Geekbenchで比較しましょう。Geekbenchは結構サクッと図れるので、CPUとComputeそれぞれ5回測りました。その平均を提示します(小数点以下四捨五入)。

  • Single:1707
  • Multi:7209
  • Metal(GPU):20809

当たり前ですが、同じM1を搭載するMacBook Airと大して変わりませんでした。

iPad Pro 11"との機能差

今回、iPad Proと同じくApple M1チップを搭載してきましたが、じゃあProとAirの違いってなんなんでしょうか。iPad ProとAirの差をまとめました。

AirPro
ディスプレイ
10.9"サイズ11"
60Hzリフレッシュレート120Hz
可変
500-nit輝度600-nit
ストレージ・メモリ
最大256GBストレージ展開最大2TB
8GBメモリ最大16GB
接続
USB 3.1 Gen 2USBThunderbolt 4
USB4
セキュリティ・カメラ
TouchIDセキュリティFaceID
12MP 広角背面カメラ12MP 広角
10MP 超広角
12MP 超広角インカメ12MP 超広角
TrueDepth
なし背面フラッシュあり
スピーカー
横向きのみ
デュアル
ステレオクアッド

iPad Proとの価格差が256GBで1万4千円。その1万4千円の差には、超広角背面カメラ、LiDARスキャナ、ProMotion、FaceID、TrueDepthなどが含まれるわけです。

正直それ以外の違いはありません。なので、個人的には、iPad AiriPad Proのベースのノンカスタムモデルで、機能がほしいならPro、いらないならAirという感じで、AirとPro 11"を一体として検討することが最良だと考えました。もちろん最低限のiPad機能だけでなく、iPad Pro周りのアクセサリサポートはiPad Airがほぼ包括しています。

もともとPro使いのワタシですが、今回のAirに不満があるかと言われれば、そういうものはまったくなく、逆にAirごときがこんなに進化してたとは・・・と感心するレベル。

ただ、iPad Pro 2018から超進化してる!!っていう部分も性能以外少ないのも事実。iPad Air 4を使っている人も同じ感想を抱くはずです。ましてやiPad Pro 2020以降から乗り換える理由は皆無。今回のiPad Airは新しくiPadを買う人あるいは、iPad Air 3以前など旧フォームファクタから新しいフォームファクタに移行したい人への選択肢です。

特に日本ではこのタイミングで出てきてくれたことは嬉しく、新大学生や新社会人の方には自身を持っておすすめできるモデルです。もちろんiPadには他の選択肢もあります。前述の通り機能がほしければ「iPad Pro 11"」、大きなiPadがほしければ「iPad Pro 12.9"」、逆に片手持ちができる小さなiPadがほしいなら「iPad mini」、機能もいらずただiPadがほしいだけなら「iPad」もあります。

最新のモデルを選ぶ必要もありません。Appleの認定整備済み製品では、学割よりも安価に新品同様の整備品を購入することができます。今の狙い目はiPad Pro 2018やiPad Pro 2020。性能よりも機能を求めている方におすすめです。性能もApple A12Zで申し分なし

と、iPad Airから話がそれましたが、そんな感じです。

iPadの選択肢が5年前に比べて格段に充実していますので、吟味しつつ、iPad Air 5もその選択肢にしてみてください。このレビューが少しでも役に立ってくれたら嬉しいです。

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ご閲覧ありがとうございました。