錦です。
Sapphireが、「PULSE AMD Radeon™ 6700」「AMD Radeon 6700」*1という、未発表の「Radeon 6700」を搭載したカードを2モデル発表しました。
Radeon 6700
このカードはRadeon 6700を搭載したカードとなっています。現時点で価格は確認されておらず、OEM専用になるかの牛もあります。
仕様としては、
- 最大2495MHzのブーストクロック
- 最大2230MHz
- 10GB GDDR6
- 160bitメモリインターフェイス
- 16Gbpsのメモリクロック
- 2304基のSP
- 36基のCU/Ray Accelerator
- 80MBのInfinity Cache
となっています。アーキテクチャはもちろんRDNA 2。
この仕様はモバイル向けの「Radeon RX 6700M」のゲームクロックをやや低下させたものです。
TBPは220Wで、TGPとの比較にはなるもののRX 6700Mが135Wなのでボード全体でもとよりかは高めになっています。接続はPCIe 4.0 x16。
RXがない。
RXを冠していないAMD GPU(Radeon)というのは、基本的にGeForce GTのようなローエンド向けラインナップです。ただし、今回は6700番台という比較的上位かつ、仕様もそこそこ良いものとなっています。
具体的な性能で言えば、PULSEの製品ページで4Kゲームを快適に遊べるというパフォーマンスを謳うぐらい。もちろん、Ray Acceleratorによるレイトレーシングや、FSRにも対応するという感じ。
RX 6600 XTとRX 6700 XTの中間みたいなグレードなのですが、なぜRXを冠していないのかはちょっと気になります(OEM専用だからかな?)。
ただ一つ言えることがこのうちの片方が、少し前Sapphireが計画していたマイニングGPUのデザインと同じっぽいらしいということですかね。マイニング用からゲーミング用に転生したのかもしれません。