
Linux 6.18がStableに到達しました。
新機能
Linux 6.18の新機能を見ていきましょう。あくまで一部です。
ハードウェアサポート
- Xeon 6で発生していたPCIeパフォーマンスの問題を修正
- AMD Zen 6へ向けた対応
- Apple M2シリーズのサポート強化(Asahi Linuxからデバイスツリーがアップストリーム)
- Intel Panther Lakeのサポート強化
- Arm Lumex CSS Platform用 Arm C1シリーズのデバイスツリー
- Loongsonでの暗号化・セキュリティ機能の強化
- RISC-VのMIPSベンダー拡張の対応
- AMDの255コア以上のvCPUの処理が安定化
- Intel Wildcat Lakeのディスプレイ対応
- Arm Mali G710、G510など将来の製品への対応
- CPUごとのキャッシュ機能「sheaves」の追加によるメモリ処理の最適化
- 触覚フィードバックのGoogleによるサポート
セキュリティ・ネットワーク
- TCP接続においてGoogle PSP暗号化のサポート
- TCPの明示的輻輳通知の初期サポート
- UDP通信の最適化
- 暗号署名付きBPFの初期サポート
その他
- Kconfigに「transitional」キーワードが追加。古いコンフィグから安全な移行をサポート
Linux 6.18
Linux 6.18ですが、今年も残すところ1ヶ月となりますので、おそらく今年最後のメジャーアップデートとなります。慣例としてLinuxはその年最後のメジャーアップデートをLTSとしているため、Linux 6.18はLTSとなる可能性が高いです。
近年、LinuxはLTSを2年間のサポートに短縮する計画を進めており、昨年のLinux 6.12 LTSでそれがついに果たされました。Linux 6.18がLTSとなれば、2027年12月までのサポートとなる見込みです。
なお、今月中にLinux 5.4(2019年リリース)がサポート終了(Project EOL)を迎える予定です。来年12月には、LInux 5.10、5.15、6.6のサポートが終了する予定となっています。
Linux 6.19
現在、Linux 6.19のマージウィンドウが開かれています。Linux 6.19は通常通りであれば1月下旬頃~2月頃のリリースとなる見込みです。
Linux 6.19には、Apple Silicon向けUSB 3のサポートのアップストリームや、Snapdragon X2 EliteのGPU初期サポート、Intel Nova Lakeの準備、NVIDIAの次期Rubin GPGPUの初期サポートなどが行われる予定です。