錦です。
Qualcommは、新しいCPUコア「Oryon」を正式に発表しました。
対Apple Silicon SoC
Qualcommは今年の9月に、Armの命令セットをベースとしたQualcomm独自でコアを設計してApple Mシリーズを上回る性能を持つCPUを投入する計画を明らかにしていました。Qualcommは、Apple Siliconの開発者が独立して設立したNuviaを買収しており、その技術を用いていると見られます。
そもそも、AppleはArmの命令セットを基に、独自で設計したCPUをApple Siliconに搭載しています。これによって、高い性能とソフトウェアとの親和性を実現しています。それに対して、QualcommやMediaTekは、Armが開発したCortexというCPUコアを用いてCPUを開発しています。
今回のOryonは、QualcommがAppleのようにArmをベースにしながら、独自でCPUを設計するというものになります。
なお、詳細については語られておらず、2023年に投入されるということだけ明らかになりました。