PCI-SIGは、光接続を介してPCI Expressを提供するための新しいワークグループの設立を発表しました。
光ベースのPCIe
PCI Expressは電気信号をベースとしているインターコネクト規格です。PCIeを通じてGPUなどのアクセラレータの他、LAN、Thunderbolt、ストレージなどが利用可能になります。
PCIeの次世代規格PCIe 7.0では128 GT/sのデータレートを目指していますが、それと並行してプロジェクトが進行する模様です。
Insight 64のリサーチフェローであるネイサン・ブルックウッド氏は「光接続はPCIeアーキテクチャにとって重要な進歩であり、より高い性能、低消費電力、拡張リーチ、レイテンシの低減を可能にする」としており、クラウドや量子コンピューティング、ハイパースケールデータセンター、高性能コンピューティングなど、データを必要とする多くの市場やアプリケーションが光接続を活用したPCIeアーキテクチャから恩恵を受けるだろうとしています。
現時点で詳細は一切明かされていませんが、新しいフォームファクタを設計することも視野に入っているようなので、PCIeの形自体が大きく変わることになるのかもしれませんね。