Intelが「Arc A570M」と「Arc A530M」を発表した事がわかりました。
Arc A570M/A530M
Intel Arcの型番は非常にわかりやすく、AはAlchemistの世代、5はグレード(Core i5みたいな)、そして更にグレードが下に続くということになっています。つまり、今回のこれらのモデルはミドルレンジクラスのモバイル向けGPUであることがわかります。
仕様を見てみましょう。
A530M | A550M | A570M | |
---|---|---|---|
Xe Core | 12 | 16 | 16 |
Render Slices | 3 | 4 | 4 |
Ray Tracing Units | 12 | 16 | 16 |
XMX | 192 | 256 | 256 |
XVE | 192 | 256 | 256 |
クロック | 1,300 MHz | 900 MHz | 1,300 MHz |
TGP | 65~95W | 60W | 75~95W |
PCIe構成 | 4.0 x8 | 4.0 x8 | 4.0 x8 |
この表ではすでに登場しているA550Mも記載しています。
まず特筆すべき点としては、A570MとA550Mは構成が一致しているという点です。ただしクロックが400MHz高くなっています。
A530Mは12 Xe Coreと若干規模が小さいGPUです。これだけでは用いられているダイはわかりませんが、もし既出のものが流用されているのだとすればともにACM-G10を採用していると見られます。あるいは、一部の噂では16 Xe-Coreで構成されたACM-G12が用いられているのではないかともいわれています。
発売
これらを採用する製品は現時点で確認されていませんが、今四半期中(7~9月)には登場すると見られています。