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阪急、「2000系」「2300系」を発表 〜2024年に運行開始・京都線向け2300系では有料座席指定に対応

阪急電鉄は6日、新型車両となる2代目「2000系」及び「2300系」を発表しました。

概要

今回発表された2車種のうち、2000系は宝塚線神戸線で運行される通勤型車両、2300系は京都線で運行される特急形車両となります。ともに4M4Tの8両編成で構成されています。

両者ともに、2022年に阪急車両全体が受賞したグッドデザイン・ロングデザイン賞のイメージを継承しつつ、全面窓ガラスに局面を取り入れるなどの疾走感を醸し出したデザインにしているとしています。

バリアフリー面も強化されており、先頭車両の車椅子スペースの拡大、つり革の高さの低下や、色覚多様性にも配慮した色への変更などが行われています。その他、静音性などの車内環境の改善もしており、社内ではインバータ式級長装置や空気清浄機が導入されるほか、防犯カメラの設置、握り棒の増加、2000系での座席の端の仕切りを半透明にするなど、安心かつ安全な車内空間を実現しています。

省電力性も向上しており、2300系では、ハイブリッドSiC IGBT VVVFインバータを、2000系ではAll-SiC MOS-FET VVVFインバータをそれぞれ採用。

定員は、2300系が先頭車112名、中間車124名(4両目除く)、2000系が先頭車117名、中間車129名となっています。

製造は日立製作所が担当します。

【2300系】座席指定サービスに対応

また、今回の2300系では、2024年から京都線の特急・準特急通勤特急で開始する有料座席指定サービスの対応が行われており、大阪側の前から4両目が対応車両となります。定員は40名となっており、1本あたり最大40名が利用可能となっていることがわかります。

この有料座席指定サービスが提供される電車というのが「特急」と名前がついているものとわかりやすくするため、一部の時間帯で特急を代替していた快速急行の種別名を準特急に変更していますが、同時に変更された神戸線でも導入が予想されています。ただし、現時点の発表では2000系に有料座席指定サービスの対応についての言及はありません。

2024年デビュー

これらの新型車両は2024年夏デビューとしています。

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