Appleが5日、「Game Porting Toolkit」の正式版をリリースしていた事がわかりました。
Game Porting Toolkit
Game Porting Toolkit(GPTK)は、Appleを中心に開発が進んでいるWindows向けゲームの移植支援のためのソフトウェアで、WWDCで登場しました。具体的には、DirectX 11またはDirextX 12で記述されたゲームをApple Silicon上のMacで動作させるためのレイヤです。アンチチートやDRMなどを採用している場合は動作しませんが、ある程度のゲームは対応しているようです。
このGPTKの提供は、Appleのゲーム戦略を大きく反映させたものであり、ゲーム開発者に対してApple Siliconの魅力、現段階でゲームがApple Silicon Mac上でどれほどの性能で動作するのかなどを検証するために提供しています。
Wineがベースとなっており、Appleはそこにかなりの行数(一部の噂では2万行)のコードを追加し対応させたらしく。その御蔭でWineの性能が大幅に向上してるとか。
WWDCで発表された後、基本的にオープンソースで開発が進められてきましたが、この度ついに正式リリースとなりました。
Apple Developerのサイトからdmgファイルが提供されています。