AMDは、AnandTechに向けた声明にて、Polaris世代とVega世代のGPUドライバのアップデートの頻度を低下させることを発表しました。
PolarisとVega
Polaris世代はRadeon RX 400とRX 500シリーズに採用されたGPUアーキテクチャです。2016年に登場したアーキテクチャで、RDNAの一つ前の世代となります。
Vega世代は、Radeon RX Vegaに採用されたGPUアーキテクチャです。2017年に発表され、初段である製品はiMac Proに採用されました。特徴として、ハイエンドラインのGPUである点からHBM2の対応となっています。Vegaは今後Ryzen APUの内蔵GPUとしてRyzen 5000Gシリーズまで採用されることになりますが、dGPU版のVegaはすべてHBM2を採用しています。
これらのGPUはもうソフトウェアのチューニングによってうける恩恵が見込まれないほど成熟していることから、AMDは今後、重要なセキュリティと機能のアップデートを含む、重要なアップデートを別のドライバパッケージ経由で提供するとしています。
ドライバのアップデートの頻度は低下するものの、レガシーに分類されたGPUと比較しては協力なサポートが提供されており、ゲーマーは引き続きPolarisとVegaベースの製品でゲームを楽しめるとしています。
対象のGPU
Polaris
- Radeon RX 460
- Radeon RX 470
- Radeon RX 480
- Radeon RX 550
- Radeon RX 560
- Radeon RX 570
- Radeon RX 580
- Radeon RX 590
- Radeon Pro 555
- Radeon Pro 560
- Radeon Pro 570
- Radeon Pro 575
- Radeon Pro 580
Vega
- Radeon RX Vega 56
- Radeon RX Vega 64
- Radeon VII
- Radeon VII Pro
- Radeon RX Vega M GL(Kaby Lake-G搭載製品)
- Radeon RX Vega M GH(Kaby Lake-G搭載製品)
- Radeon Pro Vega 16
- Radeon Pro Vega 20
- Radeon Pro Vega 48
- Radeon Pro Vega 56
- Radeon Pro Vega 64
- Radeon Pro Vega 64X
- Radeon Pro Vega II
- Radeon Pro Vega II Duo
- Ryzen 5000GまでのRyzen APU