総務省は22日、官報にて無線設備規則の改正を告知し*1、Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)が利用可能になりました。
Wi-Fi 7
Wi-Fi 7は、IEEE 802.11beとして策定された次世代のWi-Fi規格です。Wi-Fi 6よりもより高速・低遅延を実現しています。
Wi-Fi 6Eでは、20/40/80/160MHzチャネル幅が定められており、法的にもこれらには対応していましたが、Wi-Fi 7ではさらに320MHzチャネル幅が追加されています。今回の改正によりこれに対応しました。
320MHzチャネル幅の他、1つの搬送波で12bitずつデータを送る4096QAM、2.4GHzと5GHzを束ねて利用する技術などによってWi-Fi 7は46Gbps(理論値)というWi-Fi 6Eの理論値9.6Gbpsを凌駕する通信速度を実現します。
製品
この改正に合わせてエレコム、とアイ・オー・データ機器、バッファローの3社が国内で来春からWi-Fi 7製品を登場させることを予告しました。