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NVIDIA、最大193 TOPSのAI性能を発揮するモバイル向け「RTX 500 Ada」と「RTX 1000 Ada」を発表

3行まとめ

NVIDIAが26日、最大193 TOPSのAI性能を発揮する「NVIDIA RTX 1000 Ada世代」と、最大154 TOPSのAI性能を誇る「NVIDIA RTX 500 Ada世代」を発表しました。

モバイル向けRTX

NVIDIAのGPUには主に3つの系統があり、HPC向け、プロ向け、ゲーミング・コンシューマ向けとなっています。そのうち、今回拡充されたのプロ向けで、主にAI研究のほか、グラフィックデザイナーなど向けの製品となっており、ゲーミング向けと差があります。

今回発表された「RTX 1000 Ada」と「RTX 500 Ada」は、ともにAda Lovelaceアーキテクチャをベースにしており、第3世代RTコア、第4世代Tensorコアを搭載しています。規模的には、小規模なエントリー向けで、CUDAコアはRTX 1000 Adaが2,560基、RTX 500 Adaが2,048基となっています。

CUDA RTコア Tensorコア vRAM メモリタイプ メモリ帯域 メモリバス TGP
RTX 5000 Ada 9728 76 304 16GB ECC GDDR6 576 256bit 80~175W
RTX 4000 Ada 7424 58 232 12GB ECC GDDR6 432 192bit 60~175W
RTX 3500 Ada 5120 40 160 12GB ECC GDDR6 432 192bit 60~175W
RTX 3000 Ada 4608 36 144 8GB ECC GDDR6 256 128bit 35~140W
RTX 2000 Ada 3072 24 96 8GB GDDR6 256 128bit 35~140W
RTX 1000 Ada 2560 20 80 6GB GDDR6 192 96bit 35~140W
RTX 500 Ada 2048 16 64 4GB GDDR6 192 64bit 35~60W

AI性能は、RTX 1000 Adaが193 TOPS、RTX 500 Adaが154 TOPSと、CPUのみの構成と比較して最大14倍の生成AIの性能を誇るとしています。

登場

新しいRTX 500 Adaと、RTX 1000 Adaは、今春からDell、HP、Lenovo、MSIなどから登場するモバイルワークステーションに搭載されるとしています。

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