錦です。
Microsoftは、ARM版Windows 10向けに「OpenCLとOpenGLの互換機能パック」をリリースしました。
このソフトウェアは、アプリケーションとしては動作せず、既定でOpenCL・OpenGLのハードウェアドライバがインストールされていないシステム上でOpenCLとOpenGLと互換性を持たせるためのものになります。このソフトウェアに加えてDirectX 12のドライバーが有れば、OpenCLやOpenGLがハードウェアアクセラレータを介して実行されます。実際には対応する製品上でのみ効果を発揮し、対応製品は例を上げると先程記事で投稿したARM向けPhotoshopのベータ版がこのソフトウェアの導入を必須にしています。
対応する環境は、x64またはARM64のシステムのWindows 10 2004(build 19041.488)以降となります。テスト版のWindows 10「Windows Insider Preview」のビルドであればプレビュー機能も利用可能です。ただし、x64環境ではあまり効果がないとみられます。