錦です。
Microsoftは、Windows 10の後継となる次期OS「Windows 11」を正式に発表しました。
新機能
タッチ
タッチ機能が大幅に改良されました。
例えば、3点タッチで仮想デスクトップ空間を行き来したり、ウインドウの切り替え・最小化などが可能になりました。その他にも、タッチのみでウィンドウサイズの変更ができたり、2-in-1デバイスが、タブレットモードになった場合にはタッチに最適化されたデザインに切り替わるなどの機能が追加されています。
デザイン
デザインは云わずもがな大幅なアップデートとなっています。
まず、スタート画面に合ったライブタイルは廃止されています。
これまた、賛否分かれそうなデザインになっていますが、とりあえず一番上にサーチバー、そしてピン留めアプリ、おすすめのファイルとアプリ、そしてアカウントと電源といった感じ。ライブタイルがなくなったので、大きさなどのスタート画面のカスタマイズにおける面白さはなくなりました。
検索も大幅に変わりましたね。Quick Serchesなるものが追加されて利便性が増しました(ただし私はWin 10で邪魔者扱いしていますけど)。使えますかね・・・?
設定も大幅な進化を遂げていますね。コントロールパネルはどうなったんでしょうか。個々を観るとだいぶスッキリしてますし、コントロールパネルの設定も統合されてれば尚良なんですが。
タスクバーのアプリアイコンは左から中央に移動しています。ただし、これは左下にオプションで変更できるようになっています(25年ぶりの改良では・・・)。
画面の配置
ウィンドウの配置も大きな進化を遂げていて、このようにウィンドウの配置がGUIで選択できるようになっています。この機能を「Snap」というようで、3列配置の動作には1920px以上のディスプレイが必要とのことです。
外部ディスプレイを取り外すあるいは接続した時、Windows 10では再度ウィンドウを配置し直す必要がありましたが、Windows 11ではその手間がなくなります。Win11では、マルチディスプレイ時のウィンドウの配置を記憶するため、ディsプレイの構成が変わったときに再度ウィンドウを配置し直す必要がなくなります。
また、外部ディスプレイ着脱時の動作も変更され、外部ディスプレイで開いていたウィンドウは接続解除時に自動で閉じます。
ウィジェット
Windows 8で存在していたウィジェット機能が復活します。おそらくサードパーティアプリにもAPIが提供されうはずです。ここではAIを使ったキュレートが行われるとのことでした。
Microsoft Store
Microsoft Storeも大幅なデザインの改良が加えられており、見やすくなっています。こちらもWindows 11の丸みを帯びたデザインを踏襲しています。
また、Apple App Storeのようなアプリ1つを紹介する機能などが大幅に加えられており、アプリの入手画面なども改良されています。
こちらは別途でまたお伝えします。
Androidアプリが動作するように
これまでは一部PCメーカーの独自の機能意図して提供されていたAndroidアプリの動作ですが、Windows 11では正式にサポートされ、マルチウィンドウで動作します。
アプリは、Amazon App Storeから入手できるようになっており、Microsoft Storeアプリ内に新たにそれ用のカテゴリが追加されます。
Teams
新たにTeamsがビルドインされており、ワンタップで会話などをスタートすることができるようになりました。
その他
- タスクバーのサードパーティによるカスタムは出来ないように
- Cortanaの機能が大幅に削除
- パフォーマンスが向上
- Internet Explorerは削除(というか互換性なし)
入手性と互換性
互換性
まず互換性は以下のとおりです。
- プロセッサ 1.0GHz以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- メモリ 4 GB RAM
- ストレージ 64 GB 以上の記憶装置
- グラフィックス カード DirectX 12 互換のグラフィックス / WDDM 2.x
- ディスプレイ 9インチ以上、HD解像度 (720p)
- インターネット接続 Windows 11 Home Edition のセットアップには Microsoft のアカウントとインターネット接続が必要です
なお、プロセッサはかなりの互換切りが発生しているそうで、私のサブマシンCore 2 Quad Q9450(Yorkfield)との互換性はありませんでした。
互換性にTPM 2.0が必須となっているところを見るとかなり多くのデバイスが普通に使えるけど互換性なしとなってしまうみたいですね。ちなみに、最近の(と言っても少し遡るが)CPUではファームウェアにTPM 2.0が内蔵されています。
TPM 2.0を内蔵するのは以下の通り
- Intel 第4世代Core(Haswell)以降
- Intel Atom Z2000(Clover Trail)以降*1
- AMD A/E-6000シリーズ(Mullins/Beema)以降
- AMD A10-8000シリーズ(Carrizo)以降
Ryzenについては確認中です。
Windows 11のプレビューページの下の方にはWindows 11が自分のデバイスと互換性があるかを調べる事ができるアプリが配布されています。
具体的にどこがダメなのか言ってくれ pic.twitter.com/ZpICsJLUo3
— 錦 nishikiout (@nkiib) June 24, 2021
互換性がないとこんな感じ。
入手性とアップグレード
で、アップグレードですが、Windows 10搭載デバイスなら無料でアップデートすることが可能です。前述のWindows 11との互換性をご確認ください。
リリース
リリースは年内で、開発者向けのInsider Previewは来週リリースです。