Apple M2を搭載

今回の大きな特徴としては、プロセッサがApple M2に強化されたことが挙げられます。Apple M2は今年6月に開催されたWWDC 22でMacBook Air、13インチMacBook Proとともに発表された新しいApple Siliconで、GPUが10コアに強化されている他、CPUやNeural Engineもアーキテクチャが強化されています。Appleの公称ではCPUが最大15％、GPUが最大35%高速であるとしています。また、Neural Engineによる処理速度は1秒間に15.8超回の演算を処理できるとしており、M1と比較して40%の高速化としています。

また、メモリは100GB/sという広帯域なメモリを採用。すでにわかっていることなのでネタバレすると、6400MHzで駆動する128bit LPDDR5となっています。ちなみにこれはM1よりも50%高速です。メモリ容量はストレージ容量によって異なっており、128GB/256GB/512GBでは8GB、1TB/2TBでは16GBとなっています。

更に、Apple M2の強化されたメディアエンジンにより、ProResのエンコード・デコードが高速になりました。プロジェクトをProResにエンコードする性能がM1と比べて3倍になったそう。

Apple Pencil

今回のアップデートでApple Pencil自体に新製品が登場したわけではありませんが、iPad Pro側の強化によって、Apple Pencilとディスプレイが最大12mm離れていても検知されるようになり、画面上にポイントが表示されるようになりました。これによって、より正確なタッチを行うことができるようになりました。