錦です。
IntelとArmは、Armが設計したSoCを、Intelのファウンドリサービス「Intel Foundry Service」(IFS)で製造する長期契約を締結したことを発表しました。
Intel 18A
Intel 18Aプロセスは、Intel 20Aの後継となるプロセスです。IntelはIntel 20Aにて、すでにSamsungが3nmに取り入れているGAAに相当する「RibbonFET」を導入することを明らかにしており、Intel 18AもRibbonFETになります。Intel 20AはQualcommとの製造契約がすでに明らかにされています。
今回、IntelとArmの提携について具体的にどの製品に適用されるかなどは触れられていませんが、はじめはモバイル向けから始まり、自動車、IoT、データセンター、航空宇宙、政府向けに拡張する可能性もあるとしています。IntelはIFSについて、米国や欧州に工場があることをアピールしています。
IFSの発展
IFSはTSMCやSamsungと競合していますが着実にシェアを取っています。おそらくIntelの予想よりはまだ低い模様ですが、QualcommやMediaTekなどの大手ファブレス企業とも契約を結んでおり、今後も発展していくことが予想されます(とりあえず、TSMCとSamsungの寡占状態に穴を開けてくれ)。