Nishiki-Hub

国内外のPC/PCパーツ/スマホ/Appleなどの最新情報を取り上げています

Lenovo、「Ryzen Z1」シリーズを搭載したハンドヘルドゲーム機「Lenovo Legion Go」を発表

Lenovoは、同社のゲーミングブランド「Legion」から、AMDのハンドヘルドゲーム機向けのAPU「Ryzen Z1」を搭載した「Lenovo Legion Go」を発表しました。

Legion Go

Legion Goは、Lenovoのハンドヘルドゲーム機です。

ディスプレイには、8.8インチのLenovo PureSight Gaming Displayを搭載しており、仕様は、解像度が1600p~800pの解像度に対応するQHD+(2,560×1,600)、アスペクト比が16:10、リフレッシュレートが144Hzと60Hzに対応、10点タッチ、500ニトの輝度となります。また、色域はDCI-P3を97%カバーしています。

内部仕様は「Ryzen Z1」(6C/12T 4CU)あるいは「Ryzen Z1 Extream」(8C/16T 12CU)を搭載しています。Ryzen Z1シリーズは、Zen 4 CPUとRDNA 3 GPUで構成されているハンドヘルドゲーム機向けのAPUで、RSRRadeon ChillといったRadeonの機能を利用できる他、レイトレーシングなどのDirectXの最新機能にも対応しています。これらのAPUは最大30WのTDPとなっていますが、液晶ポリマー製の79つの羽で構成されるファンを備えるColdfrontサーマルテクノロジーを搭載。静音性重視の場面ではファンの騒音が25dB未満に抑えられるとしています。

また、よりハイパフォーマンスが必要な場面では、TGPが最大25Wになるモードが提供されるようです。

メモリには最大7500MHzで駆動する、16GBのLPDDR5Xを搭載。ストレージは256GB、512GB、1TBの3種類の容量から選択できるPCIe Gen 4 SSDを搭載しており、更に最大2TBに対応するmicroSDカードスロットを搭載しています。なお、メモリはオンボードで実装されていますが、SSDはM.2 2242で実装されています。乾燥できるかどうかは不明です。

バッテリーは49.2Whの大容量となっています。更に、Super Rapid Chargeをサポートしており、30分の給電で最大70%まで充電できるとしています。また、電源からゲームをプレイする場合、バッテリーを介さずに直接給電しバッテリーの劣化を抑えるバイパスモードが搭載されています。

コントローラなど(出典:Lenovo

コントローラは画面の左右に搭載されていますが、Nintendo Switchと同様に取り外すことが可能となっています。コントローラのジョイスティックにはドリフト現象がなく、デッドゾーンが最小限に抑えられ、ゲームセッション中でも応答性と精度を高められるとしています。それ以外のコントローラ乳力としては、トラックパッド・大型Dパッド・角度付きマウスホイール、計10個のマッピング可能なボタン・トリガー・グリップボタンが搭載されています。

OSはWindows 11 Homeが搭載され、更に物理外部出力としてUSB-PD 3.0やDisplayPort 1.4に対応するUSB TypeCポートが2基搭載されていることから、このハンドヘルド機として使うだけでなく、キーボードやマウス、ディスプレイに接続することで普通のデスクトップPCとして利用することも可能です。

ソフトウェアには「Legion Space」が搭載され、ゲームを一元管理出来る他、Xbox Game Pass Ultimateと連携してLegion Game Storeや、LenovoIDを持つユーザーに一部のゲームを大幅な割引で提供するGameplanetストアを通じてゲームを購入する事ができるとしています。Xbox Game Pass Ultimateは3ヶ月の無料期間が提供されます。

Legion Glasses

また、同時に「Legion Glasses」という製品も発表されました。これは、ウェアラブル仮想モニター(Nreal的な)であり、WindowsAndroidMacに対応します。

60Hzで駆動するフルHD表示に対応したMicro OLEDを搭載しています。

発売と価格

「Legion Go」は799ユーロ(約126,000円)~で、今年11月に発売されます。

「Legion Glasses」は499ユーロ(約78,700円)~で、今年10月に発売されます。

同時に発表された、ゲーミングヘッドフォン「Legion E510 7.1RGB Gaming In-Ear Headphone」は、49.99ドル(7,880円)で、今年10月に発売されます。

関連リンク