Intelは、ComputerBaseの取材に対応し、デスクトップ専用の「Meteor Lake」が登場しないことを明らかにし、先日のCCG(Consumer Computing Group)のトップであるMichelle Johnston Holthaus氏を一部補完しました。
Meteor Lake
Meteor LakeはRaptor Lakeの後継となるプロセッサラインナップで、新しいCore/Core Ultraブランドを用いる最初の製品となります。
Meteor Lakeは2021年にその存在がIntel 4とタイル構造(他社で言うチップレット構造)を採用する最初の製品としてIntelから初めて明かされた後、2年半以上に渡って情報をチラだしし続けていました。そして、最近になって12月14日に正式発表が行われることが明かされ、採用されるタイル構造の構造や、CPUアーキテクチャ、GPUアーキテクチャが明かされ、残すは製品登場と言う段階まで来ました。
しかし、Intelはこれまでモバイルセグメント向けのMeteor Lakeをデモしたことはあるものの、デスクトップについては一切デモされてきませんでした。当初、登場するTDPが5~125Wであり、Core i9-14900K(仮称)がMeteor Lakeで登場することが予想されていましたが、最近になってその計画が変更されている様子。
先日、CCGのトップ、Holthau氏はPC Worldが行ったインタビューにて、Meteor Lakeのデスクトップが登場することを認めました。しかし、ComputerBaseがIntelに行った取材によると、これはオールインワン型のデスクトップやNUCのようなPCを意味するようで、古典的なデスクトップPCを意味するものでは無いようです。
Desktop Meteor Lakeは無い。
私が記憶する限り、Intelから公式にデスクトップ向けのMeteor Lakeが無いことが明かされたのは、これが初めてのことです。しかし、第14世代にもデスクトップ向けバリアントが存在することから、これらのプロセッサはRaptor Lakeあるいはその派生となるプロセッサが展開されるものと見られます。これはすなわちデスクトップ向けSKUには、タイル構造は採用されず、Intel 7で製造されることを意味します。アーキテクチャの更新も無いでしょう。
形的には第11世代で、モバイル向けがTiger Lake、デスクトップがRocket Lakeになったようなものでしょうか。これがタイル構造に起因する問題なのか、Intel 4に起因する問題なのかは不明です。