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Samsung、「RDNA 3 GPU」搭載のモバイル向けSoC「Exynos 2400」などの存在を明らかに ~ 200MPカメラがズームしたときの劣化を抑える技術も

Samsungは現地時間6日、同社の「Samsung System LSI Tech Day 2023」イベントにて、Exynos 2400について簡単な説明を行いました。

Exynos 2400

Exynosのハイエンドチップは2022年を最後に長らく更新されていません。一部では撤退したなんて噂がありましたが、復活するようです。

今回明らかにされたのは、現在最新のハイエンドExynosとなっている「Exynos 2200」の後継「Exynos 2400」です。

Exynos 2400は、AMD RDNA 3アーキテクチャに基づく、Xclipse 940 GPUを搭載しており、デモでは大幅に強化されたレイトレーシング機能が紹介されていました。また、レイトレ以外でも、グローバルイルミネーション、反射、シャドウレンダリングなどの光学効果を通じて、ゲームのリアル性や没入感の向上を約束するとしています。

性能としては、Exynos 2200と比較して、CPUが1.7倍、AI性能が14.7倍向上舌としています。肝心のGPUの性能については発表されていません。

Exynosはおそらく来年初頭に詳細な仕様が登場すると見られており、一部の地域の次期Galaxyに採用される見込みです。

Zoom Anyplace

Samsungは、200MPの画素数を持つイメージセンサーを開発・製造していますが、そのイメージセンサーをベースとした「Zoom Anyplace」技術が発表されました。

この技術によって、全く新しいカメラズーム体験が得られるとし、画像を劣化させることなく、移動する物体の最大4倍のクローズアップ撮影が可能になるとのこと。これは、AIを用いた追跡技術が自動的に物体を追跡して補足し、同時にフルスクリーンで録画が行われるため、瞬間や細部を逃すことなく撮影できるそう。

つまりは、200MPでは手ブレ補正が効かない場面があったが、Zoom Anyplaceを利用することで、ズームとともに、AIが被写体を追跡、それに合わせて録画もして、その映像をもとに画像を撮影できるということでしょうか。

通信関連

ネットワーク関連では、Narrowband Internet of Things(NB-IoT)、非地上波ネットワーク(NTN)対応の次世代5Gモデムが明らかになりました。Samsungは、NTNのプロバイダである、Skylo Technologiesと共同で、NB-IoT NTN衛星通信のデモビデオを公開しました。

また、超広帯域(UWB)のソリューションである、「Exynos Connect U100」による、ワイヤレス照明制御のライブデモも紹介されていました。

Exynos Auto V920

Samsungは2025年に車載用プロセッサ「Exynos Auto V920」の量産を予定していますが、今回は、そのデモが行われたようです。

V920が複数のディスプレイで、複数のアプリケーションが実行されるデモが行われました。

ISOCELL Auto 1H1イメージセンサーのデモも行われ、120HzのHDRと、より安全な運転を保証する優れたLEDフリッカーミティゲーション(LFM/LEDフリッカーの緩和)性能が強調されています。

その他

新しいビジョンセンサーブランドである、「ISOCELL Vizion」と、スマートヘルスプロセッサも発表されています。

また、200MPの超高解像度イメージセンサである「ISOCELL HP2」、量子ドットOLEDディスプレイドライバIC(DDI)、IoTセキュリティソリューション、ワイヤレス充電電源管理IC(PMIC)などのロジックが展示されたとしています。

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