Linuxのディストリビューション「Ubuntu」の開発を手動するCanonicalは、Ubuntuの次期LTSである「Ubuntu 24.04 LTS」が「Linux 6.8」をベースにし、4月に正式リリースに到達する計画であることを明らかにしています。
Ubuntu LTS
Ubuntu LTSは、およそ2年ごとにリリースされる長期サポートバージョンです。現在最新は22.04 LTSで、20.04 LTSが通常サポート期間内、18.04 LTS、16.04 LTS、14.04 LTSがそれぞれ、一部有償の拡張セキュリティメンテナンス(ESM)のみサポートされています。
各LTSでのサポート終了時期は以下の通り。
通常 | ESM | |
---|---|---|
14.04 LTS | 2019年4月 | 2024年4月 |
16.04 LTS | 2021年4月 | 2026年4月 |
18.04 LTS | 2023年4月 | 2028年4月 |
20.04 LTS | 2025年4月 | 2030年4月 |
22.04 LTS | 2027年4月 | |
24.04 LTS | 2029年4月 |
そして、今年4月25日にはUbuntu 24.04 LTSがリリースされる計画となっています。
24.04 LTS
24.04 LTSでは、Linux 6.8をカーネルに採用しています。これによって、最新のハードへの対応や、最大4096コアのvCPUに対応するKVMの採用、bcachefsなどの最近のLinuxで追加された新機能を体感することが可能です。
リリース計画では、3月28日にカーネル機能をフリーズ、4月1日にベータ版をフリーズ、4月11日にカーネルをフリーズ、4月18日に最終的なフリーズを経て、4月25日にリリースされます(フリーズとは、新機能の追加などの締め切りの目安です)。