錦です。
5Gがまもなく日本でも始まります。今回は、その具体的な日程を発表されている分でお伝えます。
KDDI au/沖縄セルラー
2020年3月頃としています。Nishiki-Hubとしては、3月中旬から下旬にかけてサービスが開始し、それと同時にGalaxy S20などの5G対応機種の日本投入が明らかになるものと見ています。
全国の5Gのカバー率*1は93.2%となっています。
以下の電波が割り当てられています。
- 3700MHz-3800MHz
- 4000MHz-4100MHz
- 27.8GHz-28.2GHz
NTT docomo
NTT docomoのサービス開始時期はざっくり「2020年春頃」とされていますが、3月下旬から4月初頭と見て良さそうです。NTT docomoもKDDI au同様、春のスマートフォンの投入と同じタイミングで開始されるものと見られます。
全国の5Gのカバー率*2は97.0%となっており、日本の事業者の中では最も高いカバー率になっています。
以下の電波が割り当てられています。
- 3600MHz-3700MHz
- 4500MHz-4600MHz
- 27.4GHz-27.8GHz
SoftBank Y!mobile
SoftBankは、2020年3月としており、KDDI auと同じタイミングでの開始と見られます。
全国の5Gのカバー率*3は64.0%となっており、3大キャリアで考えるとエリアは小さめというイメージがあります。
以下の電波が割り当てられます。
- 3900MHz-4000MHz
- 29.1GHz-29.5GHz
SoftBankは、割り当て評価の前に起きた大規模な通信障害の影響で、電波の割当が不利になっています。
楽天
楽天は、4Gのサービス自体は4月に開始しますが、5Gのサービスは6月となります。
全国の5Gのカバー率*4は56.1%となっており、これらの中では最下位になっています。ただ、サービス開始直後で、楽天は基地局を増やしていくことを明らかにしており、全都道府県では2021年3月に利用可能になります。また、5Gは対象化は不明ですが、自社の回線設備が整備できるまではKDDI auの回線をローミング利用するとのことです。
以下の電波が割り当てられます。
- 3800MHz-3900MHz
- 27.0GHz-27.4GHz
楽天は新興であることから、基地局の開設・展開や、基地局のメンテナンス・整備・構築などの充実、着実な電気通信事業を行うための社内体制を整えることなどが条件になっています。
全体的に春、遅くても夏 五輪までには5Gのサービスが始まっていることがわかります。ただ、SoftBankと楽天は、5Gの全国カバー率が若干悪くなっており、今後の設備展開が期待されます。