エントリRDNA 2

今回話題となっているRadeon RX 6500 XTとRadeon RX 6400はともに、RDNA 2を搭載したエントリ向けのラインアップとなっています。また、両者はNavi 24 GPUを利用している事がわかっています。

もとから、Radeon RX 6500 XTは来年の第1四半期に登場する見込みという情報がありましたが、今回のリークではより詳細に語られており、1月中旬に登場するそう。そしてもう一方のRadeon RTX 6400は、その2ヶ月後、つまり3月に登場するとされています。

カードの仕様をまとめますと以下の通り。

	RX 6400	RX 6500 XT	RX 6600	RX 6600 XT
コア	Navi 24 XL	Navi 24 XT	Navi 23 XL	Navi 23 XT
トランジスタ数			172億	172億
CU数	12	16	28	32
SP数	768	1024	1792	2048
ゲームクロック			2044MHz	2359MHz
ブーストクロック			24911MHz	2589MHz
メモリ	4GB GDDR6	4GB GDDR6	8GB GDDR6	8GB GDDR6
Infinity Cache	16MB	16MB	32MB	32MB
メモリバス	64bit	64bit	128bit	128bit
帯域幅	112GB/s	112GB/s	224GB/s	256GB/s
消費電力			132W	160W
リリース状況	3月登場？	1月登場？	発売済み	発売済み
価格			329ドル	379ドル

RX 6500 XTとRX 6400の間にRX 6500やRX 6400 XTがある可能性は確かに辞めませんが、今の所はなさそうですね。

仕様としては、エントリらしく16 CUや12 CUとなっている他、vRAMは4GBになっています。同じく1月に登場する「GeForce RTX 3050」が8GBになる見込みなことを考えると少なめに感じますが、こちらはInfinity Cacheがあるから大した問題ではないのかも（ただメモリ仕様は圧倒的にRTX 3050のほうが上回る）。

今の所、RTX 3050が1月末、RX 6500 XTが1月中旬と言われているので、エントリ向けについてはRadeonが先行することになりそうです。で、現時点でレイトレをサポートしたエントリGPUは存在しないので、エントリ向けのレイトレは半月ながらRadeonが先行することになるのでしょう。