錦です。
Igor’s LABによると、GeForce RTX 3050について、現在のGA106 GPUを採用したバリアントとは別に、GA107を採用したバリアントを採用したバリアントが準備されている可能性があることがわかりました。
GeForce RTX 3050
GeForce RTX 3050はCES 2022に発表され、1月27日に発売された、RTX 30シリーズでエントリグレードに当たるGPUです。
RTX 3050にはGA106-150 GPUが採用されていますが、コア仕様的にはGA107が採用されているモバイル版「GeForce RTX 3050 Ti」と共通した物となっていて、GA107 GPUでもまかなえるものになっています。
今回の情報によると、TBP(Total Board Powwer)は、GA106版RTX 3050が130Wになっているものの、電力効率の良いGA107に変更されたバリアントでは115W程度に若干減少するとのこと。その上、GA107のほうが歩留まりがよく安定した供給が見込まれるため、現時点で減少傾向にある、RTX 3050の店頭価格をより下げ、入手性を高めることに貢献する事になりそうです。
仕様の劣化はなし
基本的にGA106とGA107では主に最大のコア数やダイサイズが異なるのみで、そもそもGA107の2560 CUDAで事足りるRTX 3050では前者の影響は受けませんし、後者の影響については、ダイサイズが小さくなるのでどっちかというと好影響になります。
また、メモリについてもデスクトップRTX 3050とモバイル版RTX 3050 Tiで差異はなく、劣化なしで移行できそうです。