錦です。
AMDが今年後半に発表することを約束しているZen 4ベースのCPUラインナップ「Ryzne 7000」シリーズですが、その最上位についてGreymon55氏がツイートしています。
170W 16C 32T
— Greymon55 (@greymon55) March 24, 2022
105W 12C 24T
RyzenのTDP
Ryzenは、Intelと違いアルファベットや無印がTDPとリンクしていません。例えば、5900Xが105Wであるにも関わらず、5700Xは65Wなどという例があります。もちろんある程度の一貫性がありますので、突拍子もなく75WみたいなTDPがないのも事実ですが。
そのデスクトップ向けRyzenのTDPのラインナップは65Wと105Wのみ。「Ryzen 3000」シリーズでは95Wもありましたが、今世代で廃止されています。
Greymon55氏のツイートによると、Raphaelこと、Zen 4ベースの「Ryzen 7000」シリーズのRyzen 9では、105W、65Wに加え、170Wが仲間入りします。ただし、それと同時に120Wのバリアントが登場する兆候はないとのこと。
そして、そのツイートを親ツイートにしたスレッドで、16コア32スレッドのモデルが170Wになり、12コア24スレッドのモデルが105Wになるとツイートしました。これらのツイートから察するに
といった感じでしょうか。ただ、7900はOEM向けのみになる可能性が高そうですね・・・。ただ、今回注目すべき点はそこではないんです。7950X(仮称)のTDP。
Zen 4に170WのSKUが存在することは少し前から噂になっていました。ただ、それがどのSKUまで及ぶのかというのはあきらかではありませんでした。今回の情報でその範囲が狭いことがわかって私自身は少し安心しました(Ryzenの上位系はみんな170Wだと結構辛いものがある)。
多分ここまで大幅なTDPの向上ができたのも、AM4からAM5にソケットが変わるからなのでしょう。170Wは流石に水冷必須ですね。
個人的に、PGAからLGAになるなら、IntelとAMDでクーラーが共通の規格に慣ればいいなぁなんて思ってたりもしますけどね。
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- via VideoCardz