錦です。
昨日、Zen 4ベースの次期EPYC「Genoa」のパッケージ写真がリークされたとお伝えしましたが、次はヒートスプレッダがないダイの写真がChiphellに投稿されています。
EPYC Genoa Die Shothttps://t.co/B3unhWk9bO https://t.co/nr7NngD5Pm pic.twitter.com/Ypenq3RV1f
— HXL (@9550pro) April 9, 2022
Genoa
Genoaでは、コア数が最大96コア192スレッドまで引き上げられます。これは、Zen 4でチップレット(CCD)あたりのコア数が増大するのではなく、単にCCDを増やしてコア数を増加させるという方法でコア数を増やしました。つまるところ、現行の「Milan」では8基だったCCDが12基に増えるということです。
今回の写真では、その配置が改めて明らかになりました。配置方法はIOダイを挟んでCCDを6基ずつの配置になるそう。
Genoaの各ダイサイズは既に判明していて、CCDは72.2平方mm程度に、IOダイが396.6平方mm2なります。Zen 3のEPYC「Milan」ではCCDが80mm2、IOダイが416mm2でした。
また、EPYCが登場してから初めてソケットが代わり、SP5ソケットになることがわかっており、新しいSocket-SP5は、6096ピンのLGAソケット(LGA-6096)で、現行のSocket-SP3が4094ピンなので1.5倍程度にはピンが増えていることになります。ダイ自体は小さくなっているものの、そもそものチップレットの数が多くなっているのでパッケージは5,428mm2、ソケットは6080mm2と、Milanのそれよりかなり肥大化しています(VideoCardzによると37%大きくなっているそうです)。