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「Apple M3」シリーズのクロックとベンチマーク ~ Apple SoC初の4GHz台にM2 Ultra超の性能

Apple M3シリーズのベンチマークが出てきたので、詳細な仕様を紹介した上で比較します。

仕様

まず、仕様をまとめます。

M3 M3 Pro M3 Max
トランジスタ 250億 370億 920億
CPUコア 8 12 16
高性能コア 4 6 12
高効率コア 4 6 4
クロック 4.05 GHz 4.05 GHz 4.05 GHz
GPUコア 10 18 40
メモリ 24GB 36GB 128GB
外部ディスプレイ 最大2台
内蔵+1台
6K 60Hz
最大3台
内蔵+2台
1x 8K60Hz
1x 4K240Hz
最大5台
内蔵+4台
1x 8K60Hz
1x 4K240Hz
3x 6K60Hz
メモリ帯域 100GB/s 150GB/s 300GB/s
400GB/s

今回新たに明らかになったのはクロックで、4.05GHzとなっています。Apple初の4GHzのシリコンになっています。

性能

では性能を見ていきます。

今回は、ちょっとマイブームで、Snapdragon X Eliteのスコアも加えます。構成Aと構成Bをそれぞれ「X Elite(A)」「X Elite(B)」としています。構成A/Bは以下のとおりです。

また、現時点でM3 Proのスコアが出ていないので、省略します。

X Elite 構成A 構成B
2コアターボ 4.3GHz 4.0GHz
全コアターボ 3.8GHz 3.4GHz
メモリ LPDDR5X-8533 LPDDR5X-8533
ディスプレイ 16.5" LCD
3,840 x 2,160
14.5" OLED
2,880 x 1,800
厚み 16.8mm 15mm
バイスTDP 80W 23W
バッテリー 87Wh 58Wh

CPUシングル

Geekbench 6 Single

シングル性能は図の用になりました。

X Eliteを上回るシングル性能を誇っています。基本的にM3とM3 Maxは同じクロックで動作するため、スコアは同等になるはずなので、M3がM3 Maxを上回っているのは誤差です。

大体M2から10%~14%の性能向上となっています。

CPUマルチ

Geekbench 6 Multi

続いてマルチ。

注目すべきは、M3 MaxとM2 Ultraが同等になっているという点です。

M1 Ultraをも上回っています。

一方、M3をみてもM1 Pro/Maxに追いつくレベルで性能が向上しており、着実に性能が向上していることがわかります。

GPU

Geekbench 6 OpenCL

最後にGPUOpenCLで比較します。

規模をかんがえるとM3 MaxがM2 Ultraに勝るには限界がありますが、M1 Ultraを大きく上回っており、M1からみるとかなり高い性能になっていることがわかります。ただ、M3はGPU規模が同じ為M2から性能が大幅に上がったわけではなさそう。

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