錦です。
Geekbench BrowserにAppleの新SoCラインナップ「Apple M1 Pro」および「Apple M1 Max」のベンチマークが出揃いました。
仕様
ではちょっと仕様を先にまとめておこうと思います。
CPU 合計 | 高性能 コア | 高効率 コア | GPU コア数 | CPU クロック | メモリ | 容量 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
M1 | 8 | 4 | 4 | 7 | 3.2GHz | LPDDR4X | 8/16GB |
8 | 4 | 4 | 8 | 3.2GHz | LPDDR4X | 8/16GB | |
M1 Pro | 8 | 6 | 2 | 14 | 3.2GHz | LPDDR5 | 16GB/32GB |
10 | 8 | 2 | 16 | 3.2GHz | LPDDR5 | 16GB/32GB | |
10 | 8 | 2 | 16 | 3.2GHz | LPDDR5 | 16GB/32GB | |
M1 Max | 10 | 8 | 2 | 24 | 3.2GHz | LPDDR5 | 32GB/64GB |
10 | 8 | 2 | 32 | 3.2GHz | LPDDR5 | 32GB/64GB |
CPUだけでまとめると、8コアと10コアの2ラインナップ、GPUだけでまとめると14コア/16コア/24コア/32コアとなります。それが組み合わせられている感じ。
CPUベンチ
CPUベンチをまとめました。まずはひょうで数字を詳しく見ていただきたく。
Single | Multi | |
---|---|---|
M1 8C | 1712 | 7443 |
M1 Pro 8C | 1767 | 9948 |
M1 Pro 10C | 1770 | 12596 |
M1 Max 10C | 1785 | 12753 |
ついで、これをグラフで可視化しましょう。
これを見ると、同じCPU仕様でパッケージの差というのはほぼなく、コアが同じなら性能は同じみたい。ただ、コア数が違うと大幅に性能が変わり、M1 Proの8コアモデルは大幅に性能が下がっていることはわかり、10コアモデルと比較して21%ほど性能が下がっています。
そして、最後はマルチスコアを各CPUと比較します。こんな感じ
最新世代のある程度のCPUが固まっている10000をやや下回る関係で、10コアモデルと8コアモデルで結構差があるように見えます。ただ、i7-11700Kのような最上位ではなくともハイエンドに分類されるCPUにも勝っているのはいいんじゃないでしょうか。
GPU
GPUも表から見ていただきたく。
OpenCL | Metal | |
---|---|---|
M1 Pro 14C | 34155 | |
M1 Pro 16C | 38359 | 41150 |
M1 Max 24C | 51865 | 63846? |
M1 Max 32C | 60617 | 68870 |
Metalに?がついているのは、Metalは仕様上 GPUの名前しかわからず、ProかMaxかはわかるのですが、14コアなのか16コアなのか、24コアなのか32コアなのかがわからず、出てきたスコアの中で、明らかに低いものを上げたため確証はないという理由です。なので、今回はOpenCLで比較します。
はい。とりあえず、2020モデルのMacBook Pro 13インチ上位モデルと、MacBook Pro 16インチのGPUに加えて、ちょっと上位のGPUを比較してみました。
GPU的に見れば、i7-1068NG7<M1<Pro 5300M<14コアM1 Pro<Pro 5500M<16コアM1 Pro<Pro 5600M<24コアM1 Max<32コアM1 Maxみたいな感じになるようです。十分すぎる性能を持っていることがわかりますね。
GPUとCPUともに比較は2回目なので、CPUは基本すべて比較しているのですが、今回比較しないGPUの各性能は以下の記事をご覧ください。