Appleが9to5Macによせた声明によると、Appleが2024年に同社のプラットフォームでRCS(Rich Communication Service)に対応する計画があることを表明したことがわかりました。
RCS
RCSは「Rich Communication Service」の略で、GSM Associationが管理している業界標準です。Androidなどはすでに対応しており、Appleのメッセージのみが対応していませんでした。
Appleは、メッセージをApple端末に送信した場合は、独自プロトコルのiMessageでメッセージを送受信しますが、それ以外のデバイスへはSMSまたはMMSのプロトコルを利用して送信しています。
RCS | SMS | MMS | |
---|---|---|---|
文字送信 | ◯ | ◯ | ◯ |
全角字数制限 | 2,730 | 670 | 670 |
画像送信 | ◯ | ✕ | ◯ |
実装 | Internet | 電話系 | Internet |
既読機能 | ◯ | ✕ | ✕ |
ビデオ通話 | ◯ | ✕ | ✕ |
グループ | ◯ | ✕ | ✕ |
ファイル | ◯ | ✕ | ◯ |
位置情報 | ◯ | ✕ | ◯ |
送信料 | ネット | 単独 | ネット |
GoogleやSamsungなどはAppleに対してRCSの対応を要求するべく圧力をかけており、2022年には否定していましたが、方針転換となりました。
2024年末対応
Appleは2024年末に対応するとしており、おそらくiOS 18での提供になると見られます。
なお、日本ではLINEが普及していたり、そもそもRCS自体が「+メッセージ」と言う形で楽天モバイル以外のMVNO・ネットプラン(povo/ahamo/LINEMO)・MNO(KDDI au/docomo/Softbank)で利用可能です。